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2022 新体制発表会レポート
2022年2月13日(日)、第24回日本フットボールリーグの開幕を1ヶ月後に控えたヴィアティン三重・サッカートップチームの新体制発表会が行われた。会場はアサスタ(朝日ガスエナジー東員スタジアム)からほど近い東員町総合文化センター・ひばりホール。今回の発表会はパートナー企業や自治体の首長、事前登録をいただいたファンクラブ会員の皆さんが招待され、感染対策に十分配慮された環境の中での開催となった。
2022 ヴィアティン三重新体制発表会
- 後藤社長挨拶
- 来賓紹介・ご挨拶
- 和波スポーツダイレクター挨拶
- 樋口靖洋 新監督挨拶
- 選手紹介・新加入選手紹介
- 新シーズンユニフォーム紹介
- 2022シーズン キャプテン・副キャプテン発表
- サポーターからの質問コーナー(事前に募集)
- 写真撮影
- サポーターからのエール(電子チャント+太鼓)
- 閉会
後藤社長スピーチ、来賓挨拶
まず最初にヴィアティン三重・後藤社長のスピーチから会がスタート。最初は具体的な数字・グラフを公開し経営状況の報告。後藤社長自身も言っていたように生々しい数字がスクリーンに映し出され、その内容はクラブの売上、ファンクラブ会員数、ホームゲーム入場者数、人件費・強化費、今季業績見込みまで詳細が伝えられ来場者は頷きながら、感心しながら聴き・見入っていた。自己資本比率85%、健全経営ができているという報告に安心とさらなる期待感を抱いた。
続いて総合型クラブとしての現状を報告。現在11競技・23チームが活動しており、サッカーを始めとしてバレーボールやバスケットボールなど、大人から子どもまで総勢843名の選手たちがヴィアティン三重のエンブレムを胸に付けて競技に励んでいるという。
そして今シーズンのスローガン発表。樋口靖洋監督が就任挨拶でも語っていた「三重の象徴となるチームづくり」という考えをもとに《SYMBOL of MIE 〜三重の象徴たれ〜》という言葉が掲げられた。☆詳しくは2022シーズン・スローガン発表のページを参照
さらにヴィアティン三重は2012年の設立から今年で10周年を迎える。10年間の歩みをたどるムービーと10周年記念ロゴが発表され、設立以来掲げている理念の再確認について語られた。他にも地域貢献活動や社会連携活動についての報告があり、他にもアサスタの照明工事に関する予定が伝えられ、最後は「地域の皆さまの生きがいとなる、居場所となる、愛されるクラブへ。」という言葉で締めくくられた。
次に来賓の方々を代表し、東員町・水谷町長からのメッセージ。先日、樋口新監督と話す機会があったという水谷町長はその会話を踏まえてこれまで以上にワクワクしていると期待をふくらませる。最後は力のこもった声で語られた「今年こそ、今年こそJリーグ入を確実なものにして欲しい。それこそが地域とファン、たった一つの願いです。」
続いてヴィアティン三重後援会名誉会長を務める三重県知事・一見勝之氏からのビデオメッセージ。「三重県出身の樋口監督や選手・スタッフを多く揃え、地域に根ざした郷土愛に溢れる新体制に三重県に生まれ育った私としても心強く思う。悲願のJ3昇格を実現するために万全の布陣に期待している。JFLの熱戦が繰り広げられる試合会場へ足を運ぶことを楽しみにしている。」学生時代は自身もサッカーをされていた一見知事、フランス赴任時にはパリ・サンジェルマンのシーズンチケットを買って観戦されていたほどのサッカー好きだそうだ。
和波SD挨拶・樋口監督挨拶、藤牧CC登場
次に和波スポーツダイレクター(SD)による2021年シーズン総括。前監督体制3年目、集大成とすべき年のスタートダッシュにつまづき、選手たちが自信を失ってしまったことなど、過去の経験を踏まえ今季の成長・躍進に繋げたいという強い意志が感じられた。今季はトップチームコーチと強化部SDを兼任し多忙であろう和波SDだとは思うが、その力強いスピーチは自信に満ち溢れ来場者を期待させるに十分なものだった。
和波SDのスピーチが終わる頃、ひときわ存在感のある顔を持つひとりの男が登場。そう、先日クラブコミュニケーター(CC)就任が発表されたヴィアティン三重レジェンドのひとり藤牧CCがステージに現れ、ステージに登場するだけで場の空気が和む。
ヴィアティン三重の10年間を彩ってきた二人が舞台上で和やかなトークを展開し会場を沸かせる。ふたりとも本当に元サッカー選手だったのかと疑いたくなるほどの話術に会場から笑いと拍手が起こる。まさしくクラブコミュニケーター、コミュニケーションの達人がステージ上と客席をつないだ。
和波SDのあと、いよいよ樋口監督が登場。Jリーグ歴戦の名将を前にしても全くひるまない藤牧CC。藤牧CCの圧迫感を前にしても当然ひるまない樋口靖洋監督(笑)。ピッチで躍動感と一体感溢れる攻撃的なサッカーを展開し、目標であるJ3昇格を果たすべく頑張ります。とブレない目標が語られた。
選手登場・新加入選手紹介
今シーズンもホームゲームを盛り上げてくれるヴィアティンチアがステージに華を添え、いよいよ選手たちが登場。ひとりひとり舞台に登場し新ユニフォームを身に纏った凛々しい姿を披露。緊張した面持ちの新加入選手、にこやかに登場する選手、ワンポーズ決めるベテラン勢、その登場シーンにサポーターたちの笑顔が溢れる。
全選手が舞台上に並んだあと、新加入選手紹介へと続く。緊張した表情の新加入選手たちをほぐすべく、④寺田選手が一発芸を披露。一発芸と言いながらもまぁまぁ長い吉本新喜劇「ドリルすんのかい・せんのかい」をフル尺でやり切った(笑)。身体を張って全力でやり切った寺田選手が一言「サッカーで身体を張って頑張ります!」この日の会場が最も沸いた瞬間だった(笑)
トップバッターはJ2ブラウブリッツ秋田から新加入・背番号2番、谷奥健四郎選手から新しい仲間たち8選手が並んだ。自己紹介と一芸を披露する選手もおり会場が盛り上がる。新シーズンユニフォーム発表など、その他の様子は下記のフォトギャラリーからぜひ見て欲しい。
新キャプテン・副キャプテン発表、写真撮影
2022年シーズン、新キャプテンは②谷奥健四郎選手、副キャプテンは⑰野垣内俊選手が続投、さらに1年ぶりにヴィアティン三重に戻ってきた新加入⑦森主麗司選手が務める。☆それぞれのコメントは新キャプテン発表のお知らせページを参照
新キャプテン・副キャプテンは樋口監督が選手たちと話し、ヒヤリングし、練習での様子を踏まえてふさわしい人物が選出・決定されたという。新加入選手ながら大役に抜擢された②谷奥健四郎選手は次のように語った。
僕たちの目標はJ3に昇格すること。
もちろん簡単な目標ではありません。
そのためにはここにいる選手全員が
強い気持ちを持ってプレーし、
「よりサッカーが上手くなること」
それが何よりの近道だと思っています。
樋口監督はチャレンジという言葉を日頃からよく言います。
僕たちはどのチームよりもチャレンジし
チャレンジしたことで起こった失敗は全員でカバーする
仲間たちを信じて闘えるそんなチームを作ります。
今年の僕たちに期待して下さい。
谷奥キャプテンを始め副キャプテンの力強いコメントの後はサポーターからの質問タイム。確信に迫る質問や面白い質問など再び会場に拍手が起こり盛り上がった。
最後は舞台最前列に並んだヴィアティン戦士たちにサポーターからチャント(電子チャント+生の太鼓)が送られ、来場者はタオルマフラーを掲げて今シーズンを共に闘う仲間たちにエールを贈った。
第24回日本フットボールリーグは3月13日に開幕、新体制発表会からちょうど1ヶ月後だ。樋口靖洋新監督のもと新たな8人の仲間が加わった新生ヴィアティン三重が強豪ひしめくJFLの海に船出する。すでに新チームが始動しておよそ1ヶ月。練習見学をされたファンはその活き活きとサッカーに取り組む選手たちの姿を目にしたことだろう。
後藤社長が語ったクラブが掲げる理念を体現するために、そしてチームとして掲げる目標・J3昇格を果たすために、10周年を迎えたヴィアティン三重が新たな一歩を踏み出す。
樋口監督は言う「プレーしている選手たちがサッカーを楽しまなければ観ている人たちにサッカーの楽しさは伝わらない!」それは言い換えれば、「選手たちは躍動感溢れる攻撃的なプレーで、全力でサッカーを楽しむ!」と言うことだ。そう、2022年のヴィアティン三重を応援し続ける我々を楽しませてくれることが約束されたことになる。
僕たちを楽しませてくれる選手たちは、僕たちの象徴であり、三重の象徴となってくれるに違いない。
そして全員で楽しみ、最後に全員で笑おう。We are VEERTIEN!