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《OBインタビュー》ヴィアティン三重U15卒団生 小崎さん

2023年02月03日 

OBインタビュー

ヴィアティン三重U15の卒団生、小崎さんにインタビュー!卒団後も「審判」としてサッカーに関わっている小崎さんに、アカデミー時代の思い出や、審判としての活動、これからについて、聞いてきました。

 

小崎 一心 (コザキ イッサ)さん

四日市市出身で2017年-2019年度ヴィアティン三重U15に所属。現在は四日市工業高校3年生。

 

■アカデミー時代を振り返って。

 

まず初めに、ヴィアティン三重U15に入団した理由は?

いろいろなクラブの体験練習に参加したのですが、ヴィアティン三重U15の体験練習が一番良い印象を受けたことで、ヴィアティン三重の一員となり同じユニフォームを着て自分も活躍したいと強く思い、入団を決めました。

 

3年間で印象に残っていることは?

1stチームに上がることができず、悔しい思いをしたことです。ですが、その経験があったからこそ高校に進学した後も頑張ることができましたし、今の自分があると思っています。また、JFLの試合運営サポートをさせてもらえたことも非常に印象に残っています。間近でトップ選手のプレーを見れたことは、自分にとって最高なお手本となっていましたし、何よりヴィアティン三重のアカデミーに居たからこそできた経験だと思います。

▼毎試合、ヴィアティン三重U15、地域の中学・高校のサッカー部がボールパーソンや担架、設営などで試合を支えてくれている。

当時、トップチームで好きな選手はいましたか?

ゴベッチ選手と寺田選手です。

ゴベッチ選手はカッコよかったから…(笑)自分も同じGKで、純粋に上手だったので好きでした。寺田選手は守備の要としてシュートブロックや身体を張ったプレーをしてくれるからです。

 

■「審判」との出会い。これから。

 

審判を始めたきっかけは?

最初は、高校のサッカー部(四日市工業高校)全体で4級(サッカー審判員には1級・女子1級・2級・3級・4級がある)を取得するという機会があり、審判資格を取得しました。その後、サッカー部の顧問の先生から3級の取得、さらに頑張ればその上の2級も取得ができるという提案を頂きました。

練習試合や高校の県リーグなどで審判を経験する中で、様々な評価を頂き、自分自身が本気で上を目指したいと思うようになりました。そして、高校在学中に2級審判の資格を取得することへのチャレンジをし、2022年11月に取得することができました。

2級を取得する際には、W杯やJリーグでレフェリーとしてご活躍されている方などから直接指導を受け、今ではいつか自分もW杯の舞台に立ちたいという目標を持ち、審判活動を行っています。

 

「審判」とはどんな存在ですか。

選手22名以外で、唯一ピッチに立てる者であり、試合においての「最終決定者」であると考えています。一度のミスが試合結果や選手の人生にまでも大きな影響を与えることもある、誰よりも重い責任を担う存在です。

 

いま現在、サッカー部、レフェリーとしての活動は?

今は四日市工業高校サッカー部に所属しています。選手としては3年生の出場できる大会が終了し引退をしていますが、現在は自主的にほぼ毎日トレーニングを行っています。

レフェリーとしては月に1回程度、Jリーグでもご活躍されている三重県トップの審判員の方々と、オンラインミーティングにてディスカッションを行ったり集合研修にてフィジカルトレーニングを行っています。

 

■審判の魅力、将来。

審判という仕事は大変なイメージがあります…

正直なところ、大変なことが多いです。

審判は絶対にミスが許されない立場であるため、ミスをしてしまうと大きな問題・話題となる一方で、良いジャッチをしてもフォーカスされることは少ないです。しかし、その中で苦しさを乗り越える自信メンタリティーを持ち続け、努力することができればより高いレベルに立てると思います。

大きな舞台になればなるほど、判定に伴う責任は大きく重いものになりますが、そういった試合に立ち会いコントロールできる立場であることが最大の魅力だと思っています。

 

どんな審判を目指していますか?

毎試合目指すことは「安全に試合を成立させる」ということです。選手の能力を最大限に引き出し、フットボールの喜びを表現できるレフェリーになりたいです。

また、子どもたちの中からレフェリーになりたいと思うような、憧れを持たれるレフェリー・人間になりたいと思っています。

 

今後は?

高校卒業後の進路は、現在愛知県の企業から内定をいただいており、そちらの企業に就職をする予定となっています。今後は社会人として新たな環境でチャレンジをしながら、レフェリー活動も引き続き続けていきたいと考えています。

自信を持ち、努力を続け、将来はJリーグそしてW杯で活躍ができるレフェリーになります。

 

▼2022年12月のJFA第46回全日本U-12サッカー選手権大会に東海地区代表のレフェリーとして参加。

▼さらに今年、日本高校サッカー選抜選考合宿での練習試合においてユース審判の一員として笛を吹いた。(2023ユニフォームサプライヤーsfidaさんTwitterより。右から3番目)

 

■卒団してから見るヴィアティン三重。

 

卒団してから、ヴィアティン三重はどう見えていますか?

ヴィアティン三重U15を卒団してから3年、「三重県からJリーグを!!」という言葉が、いよいよ叶う時が近くなってきたと思っています。ヴィアティン三重は、三重県に勇気を与えることができるチームですし、ヴィアティン三重のエンブレムを背負えたことを誇りに思っています。Jリーグでレフェリーとしてヴィアティン三重の試合に携わることが、自分の1つの夢でもあります。

 

アカデミー時代に学べたこと、感じたことは?

多くの人の支えや、努力があって試合が成り立っていることを実感できました。

また、ヴィアティン三重のアカデミーが目指す選手像でもありチームスローガンでもある、「誰からも応援される選手・チームになる」ということは、今でも大切にしている言葉でもあり、これからの人生においても必要な要素だと思っています。

 

現役のアカデミー生へコメントを!!

今、自分がサッカーをできていることに感謝をしてください。

また、今の仲間やコーチとの出会いは財産になります。サッカーや私生活で経験した”挫折”には必ず意味があるし、今後の人生での成功において必ず必要な要素になります。先ずは、全力でサッカーを楽しんでください!!そして、試合では相手やレフェリーをリスペクトできる、誰からも応援される選手・人間になってほしいと思います。

頑張ってください!!

 

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”Jリーグでレフェリーとしてヴィアティン三重の試合に携わること”

この夢をクラブも叶えられるよう、今シーズンも闘っていきます。

小崎さん、ご協力ありがとうございました!今後の活躍を心より、応援しております!!