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鈴鹿ポイントゲッターズ戦・試合後監督コメント

2021年11月14日 

 

○ 鈴鹿ポイントゲッターズ 1-0 ヴィアティン三重 ●
前半1-0・後半0-0

  • 36分:⑮菊島 卓・鈴鹿ポイントゲッターズ

 

試合終了後・山本監督コメント

 

山本監督・試合総括:前回のホームでの対戦では我々が3-0で勝った分、前半から相手の強い闘志を感じた試合でした。我々もそれにひるむことなく闘う準備をしてきたのですが、この試合にかける闘争心が前半は鈴鹿さんの方が一枚上回っていたと思います。後半についてはさらにギアを上げて行こう、この45分にこれまでやってきたこと全てをかけて、また新しいヴィアティン三重の歴史を作るんだと声をかけて送り出しました。メンタルについては鈴鹿さん以上にやってやろう!という気持ちのこもった闘いぶりをみせてくれましたが、最後のクオリティの部分やシュートまで持ち込む形作りのところは相手が今までのようにはやらせてくれなかった。せっかくたくさんのサポーターさんが駆けつけてくれて、ホームスタジアム以上の雰囲気を作り上げてくれて、選手たちは勝点3と笑顔をお届けしよういう思いで闘ったのですが、ご期待に応えることができずに申し訳なく思っています。

 

 

VTM:前半はかなり相手ペースで試合が進みそこから失点、しかしながら後半はボールを保持することもできて前半よりは相手ゴールに近づく場面も多かったのですが、なかなか決定機を作ることができませんでした。一番難しかったのはどこでしょうか?

山本監督:奪ったボールをしっかり繋ぐことができなかった。特に前半は横パスが多くそこから縦に入るパスやボールを引き出す動き、裏への飛び出しが少なかった。そこが我々らしくない、見方によっては消極的なサッカーになってしまったのが残念です。

VTM:一方、鈴鹿さんのどのあたりに上手さを感じましたか?

山本監督:中盤のニウド選手を中心に、バランス良く受けたボールを散らしながら、局面において数的優位を作りながらスピードに乗った突破を図る、そういった部分は見習うべきところだったと感じています。

 

 

VTM:相手にもそれほどチャンスを多く作らせたわけではないだけに悔しい結果ですね。

山本監督:結果的には失点したミドルシュートだけ。そこを防ぎきれるかどうかというのが課題だったと言えます。

VTM:残り2試合、一人でも多くの方が試合会場に足を運んでくれるよう、応援してくれている皆さんにメッセージをお願いします。

山本監督:トレーニングができる残りの日数でひとつでも多くのことを積み上げて、その上で自分たちが持っているものを出し切る。試合の中で半分悪くて半分良かったというようなことがないように、次節のFC大阪戦に全力を尽くしたいと思います。支えてくださる全ての方々に恩返しとしてピッチの上で全員で表現したいと思います。

 

 

鈴鹿PG・三浦監督 試合後コメント

 

三浦監督試合総括:1-0でなんとか勝つことができたわけですが、決定的な場面を作らせずに勝てたことが大きかったです。ひとつというもの(ひとつのプレー)が大きいんだよというのを示すかのようにしっかり集中できていたと思います。未来の鈴鹿に繋がる良い試合ができたと思います。相手が三重ということで、自信にもなるだろうし。しかし今日勝てたからと言って、次も勝てるというものではないので新たに準備をして次に臨みます。その中で今日こうしたゲームを勝てたことはプラスになると思います。

 

記者:前節は東京武蔵野に敗れて今日の試合を迎えたわけですが、選手たちにはどんなことを伝えて今日の試合に臨んだのでしょうか?

三浦監督:前の試合は前の試合で終わっているし、1-2から今日の試合が始まるわけではないので、また新しい試合に集中しようと。でも今日は集中しやすい相手でしたから。ダービーという試合に臨む時に悩むことなんて何もないと思います。モチベーションは準備ができている。それはなぜか?それは三重ダービーだから。それに関して前の試合で負けたということは関係ないものだと思います。

 

 

記者:三重ダービーということで選手たちは意気込んでいたと思います。監督は今回が初めてのダービーでしたがどんな気持ちで臨まれましたか?

三浦監督:僕にとってこのチームでのダービーは4試合あると彼らに伝えていました。刈谷、岡崎、Honda FC、そしてヴィアティン三重。東海のチーム、東海ダービーには絶対勝つんだと来た時に話しました。ダービーというのは三重にいた人が三重と闘うことだけではない。世界のどこでもダービーは大切な試合で、ダービーがあるところで選手が試合をできることはとても幸せなことだと思っています。

例えばイタリアなら、カズがダービーで決めたゴールは今でも「あのカズのゴールは素晴らしかった!」と言われる。負けた試合のゴールでもダービーでのゴールは称賛される。それがダービーというもの。僕も北九州にいたころ、九州のチーム間で「バトルオブ九州」というダービーがあった。そこで2年間負けなかった。やっぱりダービーでは負けない男たちになってほしいと思っています。

少し話が逸れましたが、ダービーらしい良い試合になったと思います。観ている人たちはもっとゴールが欲しかったとか思うところはあると思いますが、勝利を目指すゲームの内容としてはとてもしっかりしたサッカーができたと思っています。