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第12節 ラインメール青森戦 試合後コメント
第24回JFL第12節・試合結果
ヴィアティン三重 1-1 ラインメール青森
(前半0-0:後半1-1)
- 52分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重
- 82分:⑤岸田翔平・ラインメール青森
ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント
樋口監督・試合総括:まずひとこと、またもったいない試合をしてしまい勝点を失ってしまったと感じています。ゲームに関しては2点目が獲れなかったこと以外はほぼプラン通りでした。ただ残り20分、相手が3枚替えしてきたところからゲームの流れ・様相が変わってしまって、最後に僕らがペースを握ることができなかった。70分までは僕らがゲームを支配しながら、最後の20分が上手くいかなかった、そういう印象です。
選手交代も含めてこれから夏場の暑い時期が続き13時からの試合ということを考えると、やはりベンチに入っている選手・入っていない選手を含めて90分間チームのパワーが落ちない、クオリティが落ちないようにするためにチーム全体のレベルをもう一度上げなければならないと感じています。また、いま健四郎と話をしていたのですが、リードしている時の逃げ切り方と言いますか…、チームとしては2点目を獲ることが一番で、1-0で勝つのではなく2点目を獲って勝つサッカーをチームとして共有していきたい、ただ相手のペースが続く中で選手交代も含めて自分の采配の部分で勝点1を勝点3に持っていく方法を考える必要があるとあらためて感じた試合でした。
インタビュアー:課題は2点目を獲るところでしょうか?
樋口監督:今日の前半のチャンスの作り方はすべてトレーニングでやってきたことですし、ボールの動かし方の部分でも相手を完全に受け身にさせることが出来ていたにも関わらず点が獲れていない、それはやはり課題と言わざるを得ないですね。1点目も含めて「チャンスをモノにしながらゲームを作る」ことが重要で、今日のゲームについては主導権を握っていたのに結果に結びつけることができなかった、それが悔しいですね。
VTM:70分ごろの3枚替えがありそこで対応できなかった、そこでどんな対応ができれば流れを渡さずに試合を終えられたでしょうか?
樋口監督:いろんな見方がありますし結果論になってしまいますが、僕が交代メンバーを思い切って代えて、フレッシュな選手をもっと使うべきだったというのがひとつ、それと相手がボールを少し動かし始めて僕らが奪いどころを作れなかった時に、思い切ってブロックを下げても良かったのではないかというのもひとつ、あるいは逆に相手にボールを握られていて奪った時にひっくり返すようなボールを入れていっても良かったのではないか。というように、全てが大事であり、全てが答えでもあり、これが答えでもないような…それだけではないような気がしています。ただ明らかに最後の20分はペースを握られた中で何かを変えなければいけなかったと思っています。
VTM:追加点が獲れないことについて、どういったところをクリアにしていく必要がありますか?
樋口監督:シュートのクオリティを高めること、それとシュートに至るまでのところで今日は良い形が非常に多かった…ハーフタイムに選手たちには具体的な方法を言いましたが、点を獲るためにはチャンスを増やすこと、それを続けるしかないと思います。
インタビュアー:最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。
樋口監督:今日、選手たちには言いました。ダービーであれだけ多くのお客さんに来てもらって勝つことの歓び、サッカーの面白さをある意味で伝えられただろうと、そして今日も続けてホームで勝つことが大事だと。サッカーの面白さを70分間は伝えることができたけれども、結果で伝えなければならないとあらためて思っています。ダービーに来てくれた人が今日も来てくれて、また次も観に行こうという気持ちになってもらうためにも今日は勝利が必要だったと思っています。ただ今日も本当に良い雰囲気で選手たちの背中を押してもらいました、それが選手たちのパワーになっていることは間違いないですので、これからの暑い時期こそさらに選手たちの背中を押してください。そして僕らはまたアサスタに3,000人、4,000人集まってもらえるような試合をしていこうと思います。よろしくお願いします。
キャプテン 谷奥健四郎選手・試合後コメント
VTM:70分ごろまで完全に主導権を握りながら、終盤の20分で上手く行かなかった要因はどこにあると感じていますか?
谷奥選手:相手は3枚替えでパワーアップし、こっちはトーンダウンしてしまった、相手の選手が素晴らしかったのはもちろんありますが自分たちが2点目を獲れなかったのが全てだと感じています。
VTM:82分に失点し、そのあと85分に⑦森主選手が交代したことも含めて声が出なくなったりトーンダウンした印象がありましたが、あの時間帯はどう感じましたか?
谷奥選手:彼はもちろん素晴らしい選手ですが麗司が抜けたからどうということではないですし、チームとしては1点リードしている状況で2点目を獲りに行くのか、このまま守るのかというところの空気に少しバラつきが出たのは正直あって、そこで相手が前から来るのは当然なのでそれを防いでしたたかにもう1点獲りにいくパワーがなかったのかなと思います。
VTM:ここ2試合、先制しながらも惜しい試合が続いていますが、キャプテンとしてはどういったところを意識してチームを締めていきますか?
谷奥選手:2点目を獲ること。今日も守り切れば良かったかもしれませんが、1-0でオッケーかと言えば僕らはそういうチームではないので、もし1-0で終わっていたら2点目を獲れなかったことをダメだったなと言っているはずなので、2点獲ることは絶対ブラさずにやり続けて、その中で失点しないこと、それを求めていく。2点目を獲れなかったことを反省しつつ、失点しないこと、難しいことですがピッチに立つ選手はその両方を求めてやることが大切だと思います。
VTM:2点目の話ですが、セットプレーからのゴールがそろそろ見たいですね。
谷奥選手:そうですね、少しずつタイミングが合ってきているのでそろそろって感じはしています。
VTM:谷奥選手のゴールも久しぶりに見たいです。
谷奥選手:そうですね、そろそろ決めます。
VTM:次はマルヤス戦ですね、今日は大分に負けたようですが。
谷奥選手:相手のことは気にしません。自分たちがしっかりやるだけです。
ラインメール青森 柴田監督・試合後コメント
柴田監督・試合総括:まず最初に三重まで応援に来て頂いた方に感謝申し上げます。やってる方も(暑さで)大変でしたが、観ているみなさんも大変な試合だったと思います、お疲れさまでした。
試合を迎えるまでに映像でスカウティングする中でかなり鍛えられているチームだという印象をもっていましたので、苦しい試合になることは想定していました。そしてここ3日ぐらいずっと天気予報を見ていて気温30℃以上、湿度は60%を超えるという予報ということで大変な試合になるだろうと思っていました。暑いのは我々だけではないですし、日頃の練習の成果を発揮して相手のハードワークに負けないようにしっかりやろうと話して試合に臨みました。
何人かボールを握る選手がいたせいもありますが、少しボールを動かすのを怖がっているような場面がここ2試合ぐらい前から続いていて、トレーニングでも意識付けはしているのですが、それが前半あまり良いカタチで出せなくて0-0で終えましたが後半に入ってもそれが解消されないまま相手に先制されてしまいました。逆に先制されたので攻撃的な選手を3人思い切って投入することが出来た点は、0-0のまま推移して残り5分でやられてしまうよりかは展開としては結果的に良かったかなと思っています。
もう少し自分たちで主導権を握れる時間を増やしたいと思いましたし、それと相手の10番や5番のように高さがなくてもしっかりボールが収まる選手を前線に使っているというのもある意味で勉強になりました。樋口さんとはこれまでに何回か試合をしてきているので(2020-2021松本山雅FCの監督)、久しぶりに樋口さんと試合ができて嬉しかったです。
インタビュアー:ヴィアティン三重について、特に苦戦したところがあればお聞かせください。
柴田監督:ミスが多いチームというスカウティングではなかったのですが、映像で確認したときよりもボールの動かし方の精度が高かったです。また、DFラインの選手が縦に出してくる場面をそれほど見ていなくて、サイドに入れるかボランチの選手が落ちてゲームを作る場面を意識していたので、17番の野垣内選手が前にストンと入れてくるところは嫌でしたね。
2022 JFL第13節 6/26 日 vs FCマルヤス岡崎
- 第24回 日本フットボールリーグ 第13節
- 試合日程:2022年6月26日(日)アウェー
- 対戦相手:FCマルヤス岡崎
- 試合会場:豊橋市岩田総合球技場
- 開始時間:13:00キックオフ