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第17節 ソニー仙台FC戦 試合後コメント

2022年07月24日 

 

第24回 JFL第17節・試合結果

ヴィアティン三重 1-1 ソニー仙台FC
(前半1-1:後半0-0

  • 16分:⑨内野裕太・ソニー仙台FC
  • 45+3分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:後半戦のスタートとなる先週は勝ち星でスタートすることができ、そこからもう一度大きな山を作るために今日は連勝が必要でした。そして今日はホームゲーム、なかなかホームで勝てていなくて引き分けが続いていたので、ホームでの勝利を強く意識して選手たちと話をして試合に臨みました。残念ながら結果は引き分けの勝点1、また勝ち切ることができなかったわけですが、試合内容を踏まえて結果を冷静に受け止めると、この引き分けは「妥当な結果」だと思います。勝点3を狙ったけれども相手もあることですし、この暑さの中での試合を考えると受け入れざるを得ない、そう思います。

ただ、この暑さの中で「タフに闘う」ことはできたと思っています。タフに闘えたけれども、いろんな部分での精度が上がらなかった。特に良い形でボールを奪う場面はかなり多かったのですが、そこからフィニッシュまで行く過程で、例えばターンできるところでターンしなかったり、横パスがズレたりと細かなミスが多すぎたたのでこの結果を受け入れざるを得ないと感じています。

中断期間までにもう1試合、次はFC大阪さんとの対戦で順位も近く、いろんな意味でシックスポイントゲームになると思っています。ここをしっかり勝ち切って中断期間に入りたいと思います。

 

 

インタビュアー:試合中、樋口監督が悔しそうにされる場面がたくさんありましたね。

樋口監督:はい、ボールの失い方が良くない…このパスが通れば恐らくシュートで終われる、このパスが通れば決定機になるといったところの…うーん、ズレがあったりだとか、なぜそこでターンしないんだ、というところでワンテンポ遅れ、攻撃が遅くなってしまったり。そのあたりの判断、精度を高めたい。個人でもチームとしても修正しなくてはいけない、そこが悔しさとして出ました。

 

VTM:ピッチを広く使ってくるソニー仙台に対する闘い方については想定通りだったのでしょうか?

樋口監督:想定通りでした。先程も言ったように、僕らのボールの奪い方は悪くなかったです。良い追い込み方ができたり、ひとつ出させたところにプレッシャーをかけてこぼれたボールを拾う、そういったところは想定通りでした。長いボール、特にサイドチェンジがソニーさんの特徴だと思うのですが、それを出された時もサイドでしっかりと数的同数を保ちながら対応はできていたと思います。後半は脚が止まって少しやられるところはありましたが、特に前半は狙い通りのクロス対応ができていました。繰り返しになりますが、奪ったボールのこのパスが通れば!というところもっと突き詰めていく必要があると感じています。

 

 

VTM:そういった細かなミスが起こる要因はどこにあるのでしょうか?

樋口監督:ハーフタイムに選手らに言ったのは、健四郎の失点の場面も含めて相手がウチに対してプレッシャーをかけたいところが明確にあっただけに、そこの狙われているところに出してはいけない、例えば狙いに来ている5番の選手の脇にはスペースができていたので、そこをうまく使えば流れは変わると。後半の入りはそれがうまくできていました。いい形でボールが斜めに入りながら、スン(⑳金成純選手)テツ(⑤菅野選手)ショウ(⑪早坂選手)あたりがそこで受けるとチャンスが作れていました。さらに言うとそこでの判断でもうひとつ前を向けたらどうだったのか、そこから繋がったボールが次に相手の背後を取れたりすれば全然変わっていたと思います。

 

 

記者:後半戦を闘う中で、ここから上位に留まり抜け出すためには何が必要だと考えていますか?

樋口監督:端的に言うと勝点1ではなく勝点3にこだわってプレーすること。後半戦、僕らは勝点3にこだわって選手たちに要求していますし、僕自身も勝点3を取るための采配を強く意識してやっています。そのためには2点目を獲ることを徹底して選手たちに伝えていますし、僕らはその準備をして行きます。

インタビュアー:次のアウェー、そして中断期間を経てまたホームゲームが待っています。サポーターのみなさんに一言メッセージをお願いします。

樋口監督:ホームで引き分けばかりなんですよね。試合終了の笛が鳴った時の静まり返った空気あれが申し訳なくて仕方ないんです。勝って試合が終わった時に歓声がうわーっと上がることが僕らがファン・サポーターに結果で応えることだと思っています。申し訳ない気持ちと、引き続き応援していただいて、勝点3を喜び合える試合を、残りのホームゲームを全勝するつもりでやっていこうと思いますので、暑い日が続きますがぜひまた足を運んでください。今日も暑い中ありがとうございました。

 

 

キャプテン・谷奥健四郎選手 試合後コメント

 

谷奥選手・試合総括:今日も勝点3を絶対に取りたい試合だったので、シンプルに自分が試合を難しくしてしまったと感じています。でもあのミスで沈んで残りの時間を過ごしたら後悔すると思ったので、もう一度切り替えて、そこから前半の終わりに翔太(⑩田村選手)が点を獲ってくれて、振り出しに戻すことはできたけれど、そこからもう1点獲る力が必要だと思います。後半のコーナーキックの場面で自分のミスは自分で取り返したかったというのが正直なところですね。

 

 

VTM:あそこは獲りたい場面でしたね。

谷奥選手:拓門くん(⑯橋本選手)が良いボールを蹴ってくれたし、最近セットプレーから獲れてなかったので…あそこで自分で決めて、逆にヒーローになるぐらいのプレーを見せたかったです…勝ち切れなかったのが本当に残念です。

VTM:ずっと監督も言われている、2点目を獲る力、獲るプレー。それは試合を重ねるたびに難しくなってきているように感じます。今日も相手は狙い所を絞って来ていましたし、相手が対策をしてくることでの難しさは感じていますか?

谷奥選手:相手が僕たちのことをリスペクトしてプレーしてくるというのはゲームごとにより感じています。もともとソニー仙台さんは力のあるチームですし、前期は3-0で勝ってはいますがあんなに上手くいかないことは選手全員がわかっていました。でも僕たちがやるべきことは相手に合わせることではなく、自分たちのスタイルを貫いて点を獲ること。相手が対策してくることで難しさは上がりますが、それぞれ自分たちが上手くなれば良いとポジティブに考えています。今日の試合についても自分が一番ですが、みんながもっと上手くなることが解決策だと思っています。

 

 

VTM:今日はいろんな場面で小さなミスがありましたが、失点シーンについてはセンターバックというポジションの責任の重さが露わになったシーンでしたね。

谷奥選手:そうですね、センターバックのミスは失点に直結するのでフォーカスされますし、自分もすごく凹みます。確かにそうなんですけど、そのあとの過ごし方、あのあと下を向いてプレーするのがこのチームにとって良いことなのか?自分にとって良いことなのか?あの瞬間そう考えました。自分は今年キャプテンという責任ある立場を任せられていることもありますし、自分の立ち振舞い、自分に何ができるのかをみなさんが見ていると感じていたので、逆に良い機会だととらえてプレーしました。点を獲れる感じがしていましたし、自分のミスで重くはなりましたけど、点は獲れるだろうと思っていて、どこかのチャンスでヒーローになってやろうと思っていたので…、そこが上手くいかなかったのが残念ですね。

 

 

VTM:試合を通して球際のところだったり、闘う姿勢はとても感じられるゲームだったと思いますが、ここからの後半戦、次のFC大阪戦で勝ち切るために、どういったところを大切にしたいですか?

谷奥選手:本当にいま自分たちがやっていることを信じて、ブレずにやること。それが一番大事で。やっぱり長いシーズンやってるとブレ始めるんですよね。上手く行かなかったり、勝てなかったりするとチーム全体にブレ始める空気が流れたりするんですよ…でも僕らはブレずにやること。個人個人が上手くなってそれがチームに還元されると思ってやっているので。今日は自分がミスして失点しましたけど、そういう時に自分が2点獲って勝ってやるんだ、そう思える選手が居るチームなら勝てると思っています。

 

 

VTM:そういう意味では練習、試合含めて自信を持ってやれている、モチベーションを落とさずにやれている感じですね。

谷奥選手:そうですね、今日も良いシーンはたくさん作れたと思いますし、あれは今季半年ぐらい練習してきて作ってきた形なので、そこには自信を持って良いと思います。もっとやり切れるというか、もっとミスを減らして相手陣地に入っていけるし、もっとシュートまで持っていける。今日のゲームを通してまたシンプルに「もっと上手くなりたい」と思ったので、また1から練習に取り組みたいと思います。

 

 

VTM:次は順位も近くまたシックスポイントゲームになるFC大阪との対戦です。中断前最後の試合でもあるので意気込みを一言。

谷奥選手:絶対に勝点3獲ります。

VTM:今日の分も取り返してください。

谷奥選手:任せてください。

 

 

ソニー仙台FC・鈴木監督コメント

 

鈴木監督・試合総括:非常に暑い中だったにも関わらず、多くのヴィアティンサポーターのみなさんが集まってくださってお互いの持ち味を発揮した良い試合ができたと思います。立ち上がり、我々の方はロングボールを使いながら攻めたかったのですが、なかなか思うように進められず逆に押し込まれる感じがあったのですが、15分ぐらいから少しずつ対応できるようになって自分たちの形が作れるようになったかなと思います。何度か決定的なチャンスを作ることはできましたし、1点獲ることもできたのですが前半終了間際の失点が痛かったです。

後半は一進一退の展開の中でヴィアティンさんにも我々にもチャンスはありましたがお互いに決められなかった。我々としては非常に良いゲームをしたのですが勝ち切れなかったなと感じています。

インタビュアー:ヴィアティン三重に関して特に苦労した部分、選手がいれば教えて下さい。

鈴木監督:やはり背後に出てくる速さがあるので、10番の選手、そしてサイドの選手らには簡単に背後を突かれて手を焼いたかなと感じました。

記者:今季二度目の対戦ということで、どのような意気込み、対策をして試合に臨みましたか?

鈴木監督:前回の対戦で負けているので勝ちたかった。闘い方については、前回ボールをポゼッションしていたにも関わらず我々のミスで失点(0-3)していたのでそれをなくすこと。相手のトップの選手、サイドの選手のスピードに対して十分にケアすること。それを徹底するようにしました。

 

 

2022 JFL第18節 7/31 日 vs FC大阪

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第18節
  • 試合日程:2022年7月31日(日)アウェー
  • 対戦相手:FC大阪
  • 試合会場:花園第2G
  • 開始時間:14:00キックオフ