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天皇杯2回戦 名古屋グランパス戦・試合後コメント

2023年06月08日 

第103回天皇杯2回戦・試合結果

名古屋グランパス 3-2 ヴィアティン三重
(3-0/0-2)

  • 2分 ②野上 結貴(名古屋)
  • 35分 ⑬藤井 陽也(名古屋)
  • 42分 ㊷貴田 遼河(名古屋)
  • 71分 ⑩田村 翔太(V三重)
  • 76分 ⑮梁 賢柱(V三重)

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

総括:平日のナイターということにも関わらず、グランパスのサポーターのすごい圧力ある声援、それに負けず劣らずヴィアティンのサポーターも多く駆けつけていただいて、良い雰囲気を作っていただいた試合だったと思います。なかなかJFLでは味わえない中でこういうゲームができたこと、まず経験値を積み上げたという意味でも嬉しく思います。

ただゲームの方は、率直な感想は次に進めなくて悔しい。今シーズンの目標はJ1を倒して自分たちの存在感を示す大会にしようというのが天皇杯の位置づけだっただけに、それが達成できなかったことが非常に悔しく思います。

全般を振り返ると、セットプレーの2失点が最後非常に重くのしかかったなと思います。前半、J1のスピード・球際、その部分にまだ慣れない間に失点してしまったのが大きいし、逆に僕たちがある程度対応できてきたら闘えるな、という手ごたえを感じる場面もあった試合だったと思います。多少、後半はパワープレーも含めて少し前に人数をかける、あるいはシステムを変えながらやって、2点追いかけたことはチームとしての意地、そして存在感を見せることはできたかなと思っています。

チーム、それから選手たちが今日の90分で得た経験値というのはすごく大きなものがあると思っています。これからのリーグ戦にもしっかりとそれを反映させながらやりたいし、特に後半はシステムを変えてやったことで見えたことと、課題を感じたので、いろんな意味で経験値を活かして次のJFL、リーグ戦に活かせるようにしたいと思います。

VTM:監督が日頃から言われているような、ヴィアティンらしいサッカーがある程度できたのかなと感じましたが、先ほどおっしゃられたように、スピードに付いていけない部分もあった中で、どのあたりからきっかけが掴めましたか?

前半の途中から、2失点目をした後ぐらいです。
1つはグランパスさんが2点取って少し落としたところもあると思います。そこで自分たちが相手のスピードに慣れかけたかなと。ボールを慌てず動かすこともできるようになってきて、ボールを握る時間も増えてきました。後半は僕らがシステムを変えることによって、少し相手も戸惑うこともあったのか、あるいはグランパスが前に入れたボールが収まらなくなってきたので、僕らが良い奪い方、狙いを持って奪ったところから出ていくという形がで作れたというところで…改めて最初の2失点が無ければ、もう少し自分たちが勝ち負けに左右できる展開ができたかなと思っています。

 

記者:Jリーグ入りを目指すクラブとして、J1のクラブとこういう試合ができたのは、改めてどんな価値があって、どう活かしていきたいか。

天皇杯は「ヴィアティン三重」というチームの存在感を示す大会ということで、JFLと比べても天皇杯の注目度は高いので、そういう意味ではこの一戦に対して多くの人に見に来てもらったし、多くの人が今日の結果を気にかけてくれていると思います。

そういう位置づけであっただけに本当に勝ち抜けたかったという想いが強いですね。ただ、J1と対戦できる機会というのは無いので、チームとしての経験値を積めたということが、大きな試合だったと思います。ただ、リーグ戦にこれを活かさないと話にならないので、経験しただけじゃなくプラス、ステップアップするための試合にしたいと思います。

 

児玉 慎太郎選手 試合後コメント

VTM:お疲れ様でした!率直な感想は。

立ち上がりに失点重ねて、試合を難しくしてしまったのは僕たちなんですが。後半はやれている感じがあって、(相手の)年齢も変わらないですし、やれないといけないのは分かっているんですが、そういった中でも勝ちきれないのが現状で、課題です。ああいうところでひっくり返せるエネルギー・パワーが必要なのかなと思いました。

VTM:やりたいサッカーがいつもよりもレベルの高いところで展開できたかなという印象がありました。

相手をリスペクトしたうえで、持たれるときは持つし、その分やっぱりチャレンジ精神を持った状態で挑むので、メンタル的な部分は上手く作れていたのかなと思います。

VTM:セットプレーで2失点でしたが、課題は?

今回のセットプレーに関しては、個人が集中してなかったというのでは無く、相手の高い能力を上手く使われたという感じがあって。僕と健四郎くん(谷奥)の競り合える二人が外に釣り出されたので、違う対応の仕方はあったと思うし、後半はそれで対応しようとしたので、それをプレー中にできなければいけないし、そういう声を僕がかけていかなければなと思います。

 

VTM:後半はすごく集中力高く、ほとんどやらせなかったと思いますが、どう手応えは感じますか?

個人で1対1で剥がされるというシーンもあまり無く、手ごたえも感じた試合だったと思います。

 

田村 翔太選手 試合後コメント

VTM:試合を終えて、感想をお願いします。

悔しかったですね。。

VTM:後半は自分たちがやりたいサッカーをやりながら闘えた部分はどう感じていますか?

セットプレーで立て続けに失点してしまうと難しい試合になるというのは、全員が理解した上だったんですが、ボールの質がいつもより相手のレベルが高かったかなというところは感じます。ボールを動かすところに関しては、自分たちが思ってたより、やりたいスペースが空いてたということもあり、後半システムを変えながら自分たちでボールを保持しながら攻撃する回数、時間がちょっとずつ増えてきたので、その中で2点取れたと思うし、3点目を取って延長までいって…と粘りたかったですね。

VTM:得点シーンについて

ヒョンジュ(梁)が良い形で前を向いて、自分も前のスペースがあるのが分かっていたので、(パスを受けて)しっかり止めて、ニアのコースを狙っていたけどあそこまでいいところに飛ぶと思っていなかったです。練習の中でもシュート練習はしているし、点を取るというのはペナルティエリアでの再現性だと思うので、いろんなシーンをもっともっと意識してやっていきたいなと思います。

VTM:最後にサポーターへ一言

僕がヴィアティンに来て一番というぐらいのオレンジのサポーターの方がいっぱいいて、試合前から自然と高まるものもあったし、勝利でもっと笑顔にさせてあげたかったんですけど、天皇杯は終わったので、次の目標の「J3昇格」というところで、リーグ戦も日曜に始まるので、今まで通り、今まで以上、今日ぐらい、熱い応援をよろしくお願いします!

VTM:青森で頑張ってきてください!

頑張ります!!

 

森 建太選手 試合後コメント

VTM:試合を終えて。

もったいないに尽きる…
先制された時間、追加点を取られて時間も、ゲームの流れで連続失点してしまったというのが、追い上げても追いつけなかった、あそこで一個止めていれば2-2延長でもしかしたら勝ったかもしれないし、セットプレーが肝というのは自分たちも思っていたし、そこで簡単に強くいこうとしてファウルを与えてしまった弱さもあるし、ゲームコントロールは課題かなと思いました。

 

VTM:3点目はノーチャンスだった?

スローインからのリスタートで、ちょっと甘くなったというか、簡単にクロスを上げられました。高知戦(6/4)でもクロスを上げられてヘディングを決められていたので、マンツーで付こうとしてたけど…というところだったので強度をあげないといけないし、僕もあの角度で右足だったので止めたいなと感じました。

VTM:サポーターさんへ一言。

最高の雰囲気でした。僕も愛知県出身でグランパスを見てた側だったので感慨深かったのもあるし、そこでプレーできたのは幸せな時間になったので、恩返しという意味でもリーグ戦にこの敗戦を繋げて、「優勝・昇格」という目標に向かっていきたいなと思います。

 

梁 賢柱選手 試合後コメント

VTM:お疲れ様でした。得点シーンを振り返ってください。

試合に入る前に監督から、背後の動きや、ショウタくん(田村)とタケ(大竹)が動いた後の動きをしてくれと言われたので、ロングボールが来てショウタくんが良い落としをしてくれて、あとは決めるだけだったので、取れて良かったなと思います。

VTM:トップ下のポジションで、いつも以上にいい動きができていたように見えましたが手ごたえはどうですか?

あそこが自分の一番活きる場所、仕事ができるゾーンなので、ああいうプレーをして当たり前ではあるんですが、もっとそういうシーンを増やしていかないとな、というのがあります。

 

VTM:左サイドでプレーすることが多いけど、普段も今日の位置でプレーしたい?

ポジション関係なく、あそこのポジションを取るというのが(サイドから中央に入っていく動きなど)、まだまだ左サイドのときは上手くできないときもあるので、そこをもっと改善していかないとな、と思います。

VTM:サポーターの皆さんへ一言!

平日でしたが、熱い応援ありがとうございました。
活力や、勇気を見せることができたかなと思うんですが、勝つことができず、すぐまた中3日でアウェイ・青森戦があるので、そこで必ず勝利を掴み取って、昇格に向けて一歩前進したいと思います。