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第12節 沖縄SV戦 試合後コメント

2023年06月18日 

 

第25回 JFL第12節・試合結果

ヴィアティン三重 1-0 沖縄SV
(0-0/1-0)

  • 77分:⑮梁 賢柱・ヴィアティン三重

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:まず勝点3を獲れたこと、その結果を喜びたいと思います。試合全般を振り返ると苦しいゲームでした。特に前半は自分たちが獲りたいところでボールを獲れない時間が続きました。何度か良い形で奪った時はカウンターから決定機を作るところまで行くもののやりきれなかった。沖縄さんがひとつ前にボールを入れられたとき前で起点を作られて押し込まれるシーンがいくつかあった…。沖縄やり方とウチがあまり合わないというか、ミスマッチの状態の中で試合が進んでいて正直なところどちらも主導権を握っているとは言えない試合展開だったと思います。

その中で後半は僕らが少しボールを動かせるようになってきました。選手交代も含めて前に行く選手を増やして推進力をつけながらやったことで生まれた攻撃だったと思います。こういう苦しいゲーム、主導権を握りたくても握れないゲームで我慢すべきところでしっかりと我慢することを共有できた、そしてさぁ今仕掛けるぞ!という場面で何回か形を作れたというところが、ひとつ勝ちきった要素と言えるかもしれません。

先ほどロッカーで選手たちに言いました。こういう苦しいゲームを勝ちきったことは評価しようと。しかも無失点。最近クロスからの失点が多かったけれどもクロス対応もしっかりとできました。ただ、僕らは主導権を握ってサッカーをしなきゃいけない。なかなかうまくいかない試合展開で観ている人には少しストレスが溜まるゲームだったかもしれませんが、こうやって勝ちきったことは喜びたいと思います。

次のホームゲームはナイトゲームなのでもう少し涼しい環境の中でやれますのでもっとクオリティを上げなければならない。クオリティを上げたサッカーを観てもらうことで、夏の夜を楽しんでいただけるように、しっかりと準備したいと思います。

 

 

インタビュアー:天皇杯以降の2試合、苦しい試合だったと思いますがチームの状態はいかがでしょうか?

樋口監督:今日は暑さもあって疲労感があったように思います。ただトレーニングは今週も非常に集中力が高くて良いものになりました。今日のスタートの雰囲気を観た時に、少し強度が高すぎたかなと心配したぐらいです。やりすぎたというより、みんながグッと気持ちを入れてトレーニングしていたので、今日に疲労が残ってしまったかなというぐらいの感じです。ただ今日は谷奥が出場停止で出なかったですし、寺尾は前節の脳震盪の影響を考えてベンチに入れませんでした。その中でも代わりに入った選手たちが活躍して勝利に貢献したというのはプラス要素と言えますね。

 

 

VTM:クロス対応が良くできていたと言われましたが、沖縄SVが明らかにセットプレーやロングスロー、長いボールのクロスを多用していましたし、ここ数試合はクロスからの失点が多かったと思います。それに対して弱点の改善といいますか、ゴール前のハイボールへの対応というのは集中的にトレーニングをされたのでしょうか?

樋口監督:はい、やりました。分析した結果、やはり沖縄の決定機、ボックスの中に入ってくるボールはほぼクロスだとわかっていたので、どのようにクロスに対応するかというのを今週は和波コーチと岸上コーチにキッカーをやってもらったりして、4人のディフェンスラインを並べて、谷奥も含めてDF9人を集めて、全体練習以外で集中的にやりました。その意識付けが今日は効果を発揮したと感じています。

 

 

VTM:今日は久しぶりに今季新加入の㉘吉田選手が途中出場し、持ち味を発揮した良いプレーを見せていました。吉田選手についてはどのように評価されていますか?

樋口監督:彼は怪我で4週間抜けていました。その前に何試合か試合に関わってはいたのですが、実は痛みを抱えながらプレーしている状態だったんです。これは僕の判断が申し訳なかった部分もあるのですが、本人と話をして一度しっかりと痛みを取ってからやらないと中途半端なプレーになってしまうだろうと。それで5月始めからトレーニングメニューを落として痛みを取って、ここにきてやっと状態が戻ってきて不安なくやれるということで起用しました。彼のスピード、そして身体を反転させて出ていくところ、あるいはパンチ力のあるシュート、これは間違いなくこれからの武器になってくるだろうと。それを今日の短い時間でも発揮してくれたと思います。

 

 

インタビュアー:では最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

樋口監督:今日も蒸し暑い中、1,300人を超える方にお越しいただきました。やはりヴィアティン三重はJFLで一番の集客力、JFLで一番アツいサポーターが後押ししてくれる、そういうチームだと再認識しました。これからナイトゲームも始まるので、環境の違う中でサッカーのまた違った面白さを感じられると思いますし、クラブがいろんなイベントを企画していますので夏の夜を楽しんでもらえると思います。引き続きぜひスタジアムに脚を運んでもらって選手の背中を押して下さい。応援よろしくお願いします!

 

 

梁賢柱選手・試合後コメント

 

VTM:ナイスゴールでした、かなり混戦でしたがゴールシーンを振り返ってもらえますか?

梁選手:今シーズン、リーグ戦ではまだ点を獲れていなかったので、どんな形でもいいからとにかく点が欲しかったんです。で、タムショー君とタケがゴール前で身体張ってくれたので。今日はなんかこぼれ球があるかな〜って思っていて、こういう試合展開のときはだいたいこんな形で点を獲るっていうのが、なんとなく自分の中で感覚的にあったんですよね。で、あるかなーと思って走っていたらちょうど僕のところにこぼれてきたので、決められて良かったです。

 

 

VTM:さすが梁選手というゴールでしたね。パフォーマンスまで含めて(笑)

梁選手:そうですか?ちょっとやりすぎましたね(笑)

VTM:大丈夫です、みんなあぁいうの大好きなので(笑)

 

 

VTM:今日は試合全体を通してみるとすごく苦しい試合でした。後半からの出場でしたが、監督にはどんなことを言われて送り出されたのですか?

梁選手:特にあれこれは言われなくて、とにかく点を獲ってこい、それだけでした。それで自分は入りを集中していこうと思ったのですが、ちょっと最初のワンプレー目でうまく入れなくて「あれ、ちょっとハマっちゃうのかな?」と思ったんですけど、吹っ切って切り替えて。自分の良さ、ドリブルとかゴール前で仕掛けるという良さを出せたので良かったです。

 

VTM:梁選手を見ているとすごく明るくて、ポジティブな雰囲気を感じます。「オレ行けるぞ〜!」みたいな。そういうのは意識してるのですか?

梁選手:そうですね、自分のプレーで勢いを付けたいというか。大学の頃に当時の監督にいつも言われていたことがあって「とにかくお前はドライブしろ!」って。ドライブというのは前に前に進むことなんですけど、それが自分の良さだと思っているので、常にその良さを出すことを意識しています。

 

 

VTM:梁選手がピッチに出てくるとすごくワクワクするというか、期待感を抱かせる選手だと思います。もっともっとプレータイムも長くして活躍してほしいですね。

梁選手:はい、もっとボールに関わるとか、もっと攻撃のチャンスを生み出したり、そういうのを増やして行かなきゃいけない。まだまだドリブルだけに頼っている部分もあったりするので、もっと周りを使いながらプレーの幅を広げて行きたいと思っているので。その「ドライブ」という強みは活かしつつ幅を広げていきたいですね。

 

VTM:ここ数試合、徐々に調子を上げてきているのが伝わってきますが、チームへのフィット感も含めて実感していますか?

梁選手:今は調子が良いのでノリに任せるというか、こういう時にあまり遠慮しすぎても良くないと思っていて。そのノリと勢いをもっと高めて行こうと思います!

 

 

寺田匡史選手・試合後コメント

 

寺田選手・試合総括:前半は距離が遠くなってしまい間延びしてしまって相手がボールを持つ時間が長くなってしまいました。その中でもクロス対応だったり、危ない場面でしっかり身体を張ってゼロに抑えることができたので、それを最後まで我慢強くやりつづけたのでヒョン(⑮梁賢柱)のゴールが生まれたんだと思います。こうやって苦しい試合を1-0で勝ち切れたことは大きいと思います。

 

VTM:試合全体を振り返ると苦しい試合でした。しかも蒸し暑くてタフな試合だったと思います。実際にプレーしていて苦しかったですか?

寺田選手:そうですね、苦しかったですけど暑い中でも、キャプテンがいない中でも(谷奥選手は出場停止)自分がリーダーとして声を出し続けるというのを意識してやったので、そこは集中してやれたと感じます。

 

 

VTM:相手はセットプレーやロングスローなど、ゴール前に高いボールを放り込んで来る場面が多かったですが、それに対しては練習で特別になにかやったのでしょうか?

寺田選手:最近はクロスからの失点が多かったので、練習のあとに守備の選手が残ってコーチ陣も協力してクロス対応の練習をみっちりやったので、そのトレーニングをゲームに活かすことができて良かったです。練習通り、練習はウソをつかないってやつです。

 

 

VTM:ここ数試合で特に際立っているのが、絶妙なロングフィード。今日も何本か前線に素晴らしいボールを入れていました、あれは意識して練習しているのですか?

寺田選手:今日の相手は前から来ていたので、背後のスペースが空くだろうと思っていました。そこを意識していたので自分なりに見れていたかなと思います。ゴールに繋げられるようなボールをどんどん入れていきたいです。

 

VTM:あとはゴール前でのセットプレーからのヘディング、ゴールも期待しています。

寺田選手:はい、今季はまだゴールを決められていないので狙っていきます!

 

 

吉田篤志選手・試合後コメント

 

VTM:今日は久しぶりの試合出場でした。プレータイムは長くなかったですが、ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか?

吉田選手:久しぶりの試合だったので、強い気持ちで入りました。そしてその気持ちをプレーで表現することができたので良かったです。

VTM:吉田選手らしい持ち味を発揮したプレーが何度かありました。あのパワフルなプレーは吉田選手の得意なスタイルですよね?

吉田選手:そうですね、途中出場で入る時はとにかく自分の特徴をフルで発揮することしか考えていないので、それで少し起点になるプレーができて良かったです。

 

 

VTM:少しコンディションが悪くてしばらく休まれていたようですが、今はもう大丈夫ですか?

吉田選手:はい、少し怪我があったので、少し休めてしっかりと治すことができたので、もう大丈夫です。

VTM:さて、ここからまだまだ試合は続きます。吉田選手の活躍を期待しているサポーターのみなさんに一言ください。

吉田選手:えー、いつも応援ありがとうございます…。

VTM:硬いカタイ!

吉田選手:ピッチで結果を残せるように頑張ります。点獲ります。ゴールを決めたら乗れるって自分でもわかっているので、試合に出た時は貪欲にゴールを狙います。