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第14節 ソニー仙台FC戦 試合後コメント
第25回 JFL第14節・試合結果
ヴィアティン三重 2-1 ソニー仙台FC
(2-0/0-1)
- 9分:㉟寺尾憲祐・ヴィアティン三重
- 44分:㉒川中健太・ヴィアティン三重
- 87分:⑥瀬尾純基・ソニー仙台FC
ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント
樋口監督・試合総括:非常に大きな勝点3を手にしたと感じています。その意味は、中断期間までの7月の5試合でどれだけ勝点を積み重ねられるか?それが今シーズンの行方を占う1ヶ月になると考えていましたので、その最初のゲームを勝点3でスタートできたことが非常に大きいと思っています。ゲーム全体を振り返ると、今日は我慢の時間が長くなると予想していました。相手のここ数試合の闘いぶりを見てみると、しっかりとボールを握れるチームで、ここ5試合で13得点、ボールを握ってしっかりと動かしてくるチームなので、相手にボールを握られるだろうと。自分たちがやりたいサッカーにはならないかもしれないが、我慢することをチームで共有すること、その我慢も回されてそれに耐えるのではなく、回させているという感覚でやれるかどうか。つまり、リアクションにならずにサッカーができればそれは俺たちのペースだなと話をして臨みました。
実際の試合では前半はほとんどボックスに入られることもなく、外で回させることができていた。無理に中に突っ込んだボールは僕らが奪う。ボールは握られているけれどやられていない状態。それは狙い通りの展開に持ち込めたと思います。得点は相手のミスによるものだったけれど、そこへプレッシャーをかけていて、そこに連動して次の選手が行っているからあのような得点が生まれたわけなので、前半はしっかりとゲームプラン通りにやってくれたと思っています。
後半も決してネガティブなものではなかったです。2−0で勝っている事実を考えると慌てる必要はない、ただチーム全体としては3点目を獲ってゲームを決めようと話をして送り出しました。ただ3点目を獲れなかったのは課題ですね。やはり追加点を獲ってゲームを決めたかった。最後の失点はあったけれども、最後はみんな脚が止まって来る中でも選手交代を含めて、チーム全体で守備の意識を高く持つことができましたし、シュートまではいけませんでしたがカウンターで2〜3回は決定機を作れたので、今日の自分たちと相手との力関係、状態を考えれば描いたプランをしっかりと実行してくれた、そんなゲームだったと思います。
VTM:失点するまでの時間、見ていて感じたのはいつもよりファールが少なく、グループでの守備がしっかりできていました。そこは意識をされていたのでしょうか?
樋口監督:そうですね、ファールが少なかったことについては「相手と入れ替わってはいけない」と伝えてありました。しっかりと相手と正対した時に獲り急いで入れ替わられてはいけない。ソニー仙台さんは丁寧にサッカーをするチームなので、コースを切りにいくと強引に来ずに丁寧にやり直す。そこで入れ替わられるとそこでプレッシャーをかけた意味がなくなるので、そこで粘り強くやることが大事だと話しました。それと今日はチームの中で「チャレンジとカバー」これを重視して中を閉じようと。ソニー仙台さんは5番やCB3番の選手から縦にスパンと入れてくることが多いのですが、そこをまず閉じようと。しかも下がってベタっと閉じるのではなく、チャレンジして閉じようと。特に今日はボランチで起用した麗司(⑦森主選手)が運動量豊富に走り回ってくれて、そこの閉じる役割を彼がやってくれました。それらを含めてチームとしての守備がしっかりできたと思います。
VTM:攻撃に関して言うと、綺麗に崩して中に入っていくような場面が少なかったのでもう少し欲しかったかなという願望がありますが、それについてはいかがでしょうか?
樋口監督:前半はチェンジサイドが何回か決まっていて、そのチェンジサイドした時のアクションの連動というのを僕らのテーマとして掲げています。チェンジサイドをして反対側に起点ができた時、ひとりは動くもののその次にスペースに誰が入ってくる、寄ってくるのか?そこの3人目のところ、そのアクションの連動というのをテーマとして今週もずっと取り組んできたのですが、今日はあれだけ綺麗にチェンジサイドしていて、何度かは縦に抜ける場面は作れていたけれど、横からのくさびが入り切らない。あそこは崩しきれなかったひとつの課題と言えるかもしれません。
ただ、今日は相手がラインを止めるんです。変に繋がなくても、前に入れてひとつ落としたら相手が止めた瞬間に斜めのランニングで憲祐(㉟寺尾選手)が抜けた。あぁいうボールを入れれば崩せるだろうとハーフタイムには話しました。なので綺麗に崩すというより、相手の背後を狙っていけば追加点は獲れるだろうという狙いをもっていました。
VTM:今日はあいにくの雨でしたが初のナイトゲームということで700人を超える観客が集まってくれました。ファン・サポーターのみなさんにひとことお願いします。
樋口監督:当初は大雨の天気予報だったので、ピッチがどうなるか心配でしたが幸い小雨でサッカーをやれたのが良かったです。そしてこうやって涼しいなか、そしてナイターの雰囲気というのは普段とはまた違った魅力があって良いもんですね。ライトに照らされた選手たちがピッチで躍動する姿を見て、普段とはまた違った魅力を感じてもらえると思いますので、今季はあと4試合ホームでのナイトゲームがありますし、そこでも勝点3を目指して、そしてクラブもいろんな趣向を凝らしたイベントを企画してくれていますので、みんなで盛り上げながら、そして一番盛り上がるのは試合で勝つことだと思いますので、僕らはそれを目指して闘います。引き続きアツい応援をよろしくお願いします。
寺尾憲祐選手・試合後コメント
寺尾憲祐選手・ゴールシーン振り返り:試合前の監督から「アクションを増やすこと」と言われていました。今週の練習でもそのアクションが多かったのが良かったと言ってもらっていましたので、試合前からそれを意識していました。あの場面は健太くん(㉒川中選手)から良いボールが来たので、最初のシュートで決められたら良かったのですが、うまく当たらずいいところにボールが転がったので、落ち着いてGKをかわして決めるだけでした。
2点目も流れでGKのところへプレスに行って、自分に当たってゴールに入るかな~と思ったんですが、タムショーさんのところにこぼれて、最終的には健太くんが決めてくれたので、頑張ってプレスに行った甲斐があったあったかなと思います。
VTM:今日は試合を通してチームとしての守備がすごく良かったと思います。一方では攻撃がやや淡白になっていたというか、上手く繋げなかった印象でしたがそれについてはどう感じますか?
寺尾選手:やっぱり守備に追われる時間が長くて、体力的にだいぶ削られたところはありましたね。もう少しマイボールの時間を増やしたかったというのと、引き込んで守備したあとを味方にしっかりと繋ぐところはこれから修正していかなきゃダメだと思います。相手がある程度ボールを持つというのは想定していたんですが、その中でも僕たちがボールを持つ時間はあるので、そこでもう少し上手くボールを動かしたかったです。でも前節の滋賀戦よりはゴール前のところで何度か惜しい場面、いい動きが繋がったところはあったので、徐々にですけど修正はできてきているのかなと思います。
VTM:雨にはなりましたが思っていたより小降りで良かったですよね。初のナイトゲームを終えて感想を一言ください。
寺尾選手:ほんとうにありがたい環境だと思います。今日は雨でしたけど、夏場の昼間はものすごく暑いので、夜の涼しい時間帯でやらせてもらえるのはすごく助かるので、それをしっかり勝利に繋げていきたいと思います。しっかりと勝って、みなさんに夜の試合を楽しんでもらいたいですね。
森主麗司選手・試合後コメント
VTM:久しぶりのスタメン出場、待ってましたよ!
森主麗司選手:リーグは今シーズン初のスタメンでした。これが1試合だけにならないように頑張りたいと思います。
VTM:今日の試合で特に意識したことは何ですか?
森主選手:自分に求められているのは運動量、中盤での守備、雰囲気の面でチームを活性化することだと思っています。自分がやれることは多くはないので、自分が持っている長所を全部出そうと思って試合に臨みました。
VTM:出し切りましたね!
森主選手:ハイ、出し切りました!!!
VTM:最後は四日市大学の皆さんに運んでもらって。
森主選手:はい、彼らとは三重県選手権を闘った戦友ですから。試合をした仲間なので助けてもらって感謝しています!
VTM:今日は最後に失点はありましたが、試合を通して良い守備ができていた印象です。グループでの守備がしっかりできていたり、縦パスを通させなかったり、そこについては何か意識してやっていましたか?
森主選手:CBのふたりと横の海斗(⑬安西選手)と常に話していて最近真ん中を通されることが多かったので、そこの距離感・立ち位置・コースを後ろから細かく声かけてもらっていたので、二人が的確に動かしてくれたので僕はその通りに動くだけでした。健四郎くん(②谷奥選手)には犬のように走れ!とよく言われていて、指示されたところに全力で走る、それが後ろにとっては一番助かる役割だと思うのでそれをもらさずやって、常に良い立ち位置を取ることができれば後ろの守備ができると思うので、やり続けなければと思っています。
VTM:今日はホームで初のナイトゲームでした、いかがでしたか?
森主選手:スタメンが今シーズン初ということもあったので、すごくテンションもあがりましたし「夜のお祭り」といった感じがしてとてもヴィアティンらしさがあって、とても良かったです。こういう雰囲気を大切にしながら一番みなさんが喜んでくれるのは勝つことだと思うので、それを1試合でも多くみなさんと共有できたらと思います。
VTM:森主選手がピッチに立つと、その影響で他の選手もいつもより声が出ているような気がしますが。麗司にひっぱられるというか。
森主選手:それは気のせいでしょう!笑 でもそう思ってもらえるのは自分の長所をひとつ出せたということだと思うので。これが1試合僕が出て、雰囲気を変えるというのはそんなに難しいことではないと思います。リーグはまだ半分以上あるので、それをどれだけ継続できるか。そのモチベーションを保てるのかが大事だと思うので、そこは練習から意識してやり続けていこうと思います。
VTM:最後にファン・サポーターのみなさんに愛のこもったメッセージをお願いします。
森主選手:愛のメッセージ!笑 今日もアップから素晴らしい雰囲気を作ってくれて、今日は久々だったので少し緊張してたんです。でも自分の名前が呼ばれたのを聞いて「おぉぉ、頑張らなきゃ!」と自分に火を点けてもらった瞬間があったので、今日は自分ではある程度動けたと思っているので、それは間違いなくサポーターの皆さんのおかげです。これからも一緒に闘ってください。