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第22節・東京武蔵野ユナイテッドFC戦 試合後コメント

2023年09月24日 

 

第25回 JFL第22節・試合結果

ヴィアティン三重 4-3 東京武蔵野ユナイテッドFC
(2-1/2-2)

  • 30分:⑧小林大地・東京武蔵野ユナイテッドFC
  • 34分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重
  • 44分:⑳金成純・ヴィアティン三重
  • 49分:⑱石原幸治・東京武蔵野ユナイテッドFC
  • 84分:④中川諒真・東京武蔵野ユナイテッドFC
  • 87分:⑳金成純・ヴィアティン三重
  • 90分:⑨大竹将吾・ヴィアティン三重

 

樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:まずホームで連勝できたこと、そして我々の置かれている位置から考えるとこの連勝はとても大きなものだと思います。この結果に対しては非常に喜んでいますし、選手たちの勝点3への執念、ドローで終わって「勝点1でいいや」ではなく勝点3を獲りに行った姿勢を高く評価したいと思います。

ただゲームの内容については、試合が終わってから選手たちに話をしたのですが、中断前からこの中断開けの数試合含めこれで6試合連続で先制点を獲られています。そこから追いついて引き分けたり、負けてしまったりとしてきたわけですが、先に点を獲られてしまうというゲームコントロールの部分、ここに大きな課題を感じています。今日の後半も開始4分で失点しましたし、ゲームをコントロールしてこの2試合を勝ったという実感はないので、そこはしっかりと自覚しなくてはいけない。その点も含めて修正すべき点は非常に多くあります。

 

 

今日のゲームでは相手が思っていた以上に縦へのロングボールが多かった。分析ではサイドチェンジでのロングボールが多いことは把握していたのですが、トップにあれだけ上げてくるのは想定していなかった中で、セカンドボールをうちがなかなか跳ね返すことができなくて拾われてしまって、自分たちのペースが作れなかった。それが特に前半のPKを与えてしまう場面ぐらいまで何度かありました。ただ、その後カウンター一発で1点返し、セットプレーの流れから2点目と、そういう意味では前半も後半もリードされたところからよく返したと思ってはいます。しかし先ほども言ったように自分たちがゲームをコントロールできなかったことについてはしっかりと修正しなくてはいけないと思っています。

残り7試合になったわけですが残り7試合とは考えずに、次の試合が大事だと思っています。目の前の試合で勝点3を獲ることに集中していきたいですし、僕の采配・選手交代も勝点3を獲るためにやっているので、選手たちはそれに応えてくれましたし、3−3になった時に選手たちはベンチを見てシステムをどうするのか?という様子でしたが、このまま行け!勝点3を最後まで狙いに行け!ということに選手らがしっかりと応えてくれて、勝点3への執念を見せてくれたことは喜ばしいことです。この連勝を次に繋げたいと思います。

 

 

VTM:ヴィアティン三重の攻撃も相手に呼応したのか、序盤からロングボールが多かったように感じました。それは意図してそうしたのでしょうか?

樋口監督:いえ、思った以上に相手のDFラインが高かったんです。ベンチで見ていると特に前半はラインがバラバラだったので、タイミングを取れば背後を狙えるぞと。ただ前半はうちがボールを下げて、下げさせられて結局蹴らされていたので、そのリズムではなくひとつ下げずに横に付けてワンタッチで背後を狙えば十分チャンスは作れると。ハーフタイムには一度下げてから相手陣内でボールを動かそうと話しました。見た目には裏を狙っているのが多く感じたと思うのですが、相手のプレスの掛け方を見ているとその方が効果的だろうと考えてそうなりました。

VTM:前半の入りから前からのプレスもしっかり掛けられていて勢いを感じたのですが、後半は停滞してしまった印象でした。何がそうさせたのでしょうか?

樋口監督:そこは難しくて、相手は長いボールが多くて向こうの23番(小口選手)の選手がセンターバックに身体を付けて跳ばせないようにするんです。すると競っても跳ね返したボールが大きく跳ばず近いところ、周辺に落ちるんです。そこを拾われてしまう。ハーフタイムに言ったのは、前からプレスに行って蹴られると、その時にセンターバックとボランチの間が空きすぎていた。それなら逆に前から行かないようにして、一旦閉じた状態で相手に少し繋がせて、相手がスイッチを入れたら上げようというように変化させました。その部分で前から行く勢いをむしろ僕が意図してセーブさせたところはありました。ロングボール対策としてそうさせました。

 

 

VTM:2試合連続で劇的な逆転勝利をして、その興奮にかき消されてしまった感があるのですが、特に今日の失点シーンは良くなかったですね。

樋口監督:はい、まさにそうですね。特に後半入りの失点、これはやってはいけない失点でした。前半にPKを与えてしまった場面も、斜めに入れられたボールに対して距離が遠かった。特に前半はうちの左サイドがかなり疲れていて、ちょっと左サイドが狙われている感じがあったので、後半の最初から代えようかと思っていたぐらいでした。

VTM:そういった場面で距離が遠い、プレッシャーに行けていないのは大きな課題ということですね。

樋口監督:大きな課題ですね。先制点を6試合連続で獲られていて、ゲーム自体をコントロールできていないというのは、受けに回っている時間がありすぎるし、その受けに回っている時間帯に失点している。その我慢するところをチームとして対処できる形をとらないと…毎試合毎試合こんな勝ち方ができるわけではないので、次は自分たちが主導権を握ってゲームを進めながらコントロールする、そして勝ちきる。そういう試合をしなきゃだめですね。

 

 

VTM:次は⑩田村選手がイエロー累積で出場できませんが、次も大事な試合ですがどのように臨みますか?

樋口監督:これは仕方がないことです。去年から見てもタムショーは全試合スタメンで出ていて彼が居ないのは初めてのことなので、じゃあそこは誰がやるのか?それは試合後のロッカーで選手らに話しました。タムショーのところは誰がやるのかと。次の試合まで2週間開きますが、この2週間でチームとして機能できるようにしたいですし、そこを誰がやるのかはぜひ選手らにアピールして欲しいと思っています。

VTM:それはチャンスでもありますし、今年掲げている共闘・競争ですね。

樋口監督:その通りです。それをチャンスと捉えてくれたらいいし、自分としてもプラスに考えています。

VTM:毎試合大事な試合が続きますが、次の枚方戦に向けてひとことお願いします。

樋口監督:はい、今日の勝ちと先週の勝ち、この二連勝は本当に大きな勝ち方でしたが、目の前の次の試合が大事ですので、この二連勝をより活かすためにも次の試合も全力で闘います。アウェーですが枚方は近い方なのでぜひとも試合会場に多くのサポーターに駆けつけてもらって、ホームの雰囲気を作ってもらって、選手たちの背中を押して下さい!

 

 

2得点の活躍、金成純選手 試合後コメント

 

金成純選手・試合後コメント:自分たちでゲームをコントロールできなかったところが修正しなきゃいけない部分で、立ち上がりからもっとボールを握って自分たちのペースで試合をすすめたかったです。後半は少しずつ獲ったボールとか、前に入ったりとか良い形の攻撃が何回かできるようになったのですが、最後の押し込むところを最初からやれれば良かったなと。どうしても点を獲りに行かなければいけない状況になってから押し込んだり、こういう試合ができるとは思うんですが、こういう勝ち方ができるのは良いこととして、、もっと最初から自分たちでゲームをコントロールしてもっと楽に試合を運べるようにしたいなと感じました。

VTM::ここ数試合スタメンで出ていますが、その中でいろいろと手応えを掴みながら迎えた今節でしたか?

金選手:常に準備はしているので、試合に出たときは自分の役割を果たせるようにやるだけです。それが良い結果に繋がったので良かったです。

 

 

VTM:1点目はあそこに入ってくるというのを狙っていましたか?

金選手:健四郎くんのところにボールが行って折返しのところで来る感じがして、健四郎くんもシュートを打てる状況ではなかったので呼び込んだら落としてくれたので、まぁダフりましたけど気持ちで行けたって感じです。

VTM:2点目は豪快に決めましたね。

金選手:2点目はノリくん(藤澤選手)のセンタリングがファーに流れてくるだろうなと予測してうまくポジションを取れたので、最後はこれも気持ちでニアの上にねじ込むというか、迷いはなかったので良いシュートだったなと思います。

 

 

VTM:残りホームゲームは3試合となりました、次のホームまでは1ヶ月開くのですが、サポーターのみなさんに向けてひとことお願いします。

金選手:毎試合とても良い雰囲気を作ってくれているので、それが結果に繋がっていると思っています。ホームはしばらく開きますが、アウェーでもスタジアムでもYouTubeでも応援してもらえたらありがたいですし、最後の最後までしっかり昇格争いをしてみんなと喜び合えたらと思っています。ひとつひとつ目の前の試合に集中して、良い準備をして勝点3を獲り続けたいと思います。

 

 

VTM:ホームでナイターを5試合やりましたが、振り返ってみてどうでしたか?

金選手:やっぱり雰囲気が良いし、夏の暑い中でナイターができるという環境は本当にありがたいことですし、その中で選手たちのテンションも上がるし、こういう環境を作ってくださるクラブや関係者のみなさんに感謝しています。今日も良い雰囲気でやれたので楽しかったです。ありがとうございました。

 

 

決勝点、大竹将吾選手・試合後コメント

 

VTM:久しぶりのゴールを決めていかがでしたか?

大竹将吾選手:勝ちに繋がるゴールだったのでとても良かったです。

VTM:なかなか点を獲れない試合が続いていましたが、どんな気持ちで試合に臨みましたか?

大竹選手:やることはいつも変わらないので、毎試合ゴールは目指していますし、今日は結果に繋がったので少し安心しています。

 

 

VTM:前節は劇的な勝ち方をしてホーム2連戦で今日を迎えました、どんな準備をして臨みましたか?

大竹選手:やることはそんなにいつもと変わらなくて常に勝ちを求めているので、そういう意味では準備をいつもどおりやってきて、前節はタイセイが決めたってことで、普段(FWを)やっていない選手があれだけゴールという形で結果を出したので、そこに関してはやっぱり負けられないという気持ちが強くありました。

VTM:メラメラしていたんですね。

大竹選手:そうですね、本職としてはやはり結果を出さなきゃいけないし、やらないとなという使命感はありました。

 

 

VTM:リーグも残り7試合になりました。どんな気持ちで臨みますか?

大竹選手:2連勝だけではやっぱり足らないので、大きな山を作るためにも次はアウェーですし、次が昇格に向けて一番大事な試合だと思っています。でも目の前の試合に集中してやっていこうと思います。

VTM:今日の試合で⑩田村選手が4枚目のイエローをもらって次節は出場できません。田村選手不在のなか、スタメンで出場するチャンスが出てきましたが、それについてはどういう気持ちですか?

大竹選手:ポジション的にはそうですね。どうなるかはわからないですが来週は練習試合も入っているので、いつも通りどんな形での出場になっても結果を出せるように準備していこうと思っています。

 

 

VTM:最後にサポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

大竹選手:苦しい時もサポーターのみなさんが明るい声をかけてくださって、本当に支えられているんだなと感じています。そんなサポーターのみなさんに恩返しするためにも昇格を果たさなきゃいけないと思っています。最後に僕らもサポーターのみなさんも笑って終われるように、一試合ずつ頑張って行きます。