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【試合結果・コメント】11/24(日) JFL第30節 vs レイラック滋賀
第30節 試合結果・コメント
第26回日本フットボールリーグ(JFL)
【 第30節/AWAY 】
日時|11月24日(日)13:00キックオフ
対戦|レイラック滋賀
会場|平和堂HATOスタジアム
スコア
レイラック滋賀 0-5 ヴィアティン三重
(0-4/0-1)
- 13分 #29 加倉 広海(V三重)
- 15分 #10 田村 翔太(V三重)
- 24分 #47 荒川 永遠(V三重)
- 37分 #10 田村 翔太(V三重)
- 90+3分 #41 梁 賢柱(V三重)
➡公式記録
メンバー
GK #1 森 建太
DF #3 伊従 啓太郎 #4 饗庭 瑞生 #30 篠原 弘次郎 #66 上田 駿斗
MF #18 大橋 尚志 #20 金 成純 #24 池田 直樹 #47 荒川 永遠
FW #10 田村 翔太 #29 加倉 広海
(交代)
76分:#18 大橋 尚志 → #7 森主 麗司
76分:#29 加倉 広海 → #41 梁 賢柱
85分:#66 上田 駿斗 → #35 寺尾 憲祐
85分:#10 田村 翔太 → #22 上野 瑶介
87分:#47 荒川 永遠 → #5 菅野 哲也
間瀬 秀一監督 試合後コメント
総括:まず、試合が終わってサポーターの前に行って、最後に”間瀬ヴィアティン”コールをいただいた時に、もう涙が止まらなくなって。これはなんの涙かなと思った時、やっぱり昇格を逃した涙なんですよ。とにかく今日をもって今季が終わった時、悔し涙が出てきました。それとともに、昇格逃したにもかかわらずこの最終節、アウェイまで来て応援してくださった、そして最後にコールをしていただいたサポーターへの感謝の涙。この2つが、ごちゃ混ぜになって涙が止まらなかったですね。
ホーム最終戦で今季最多失点を含め、不甲斐ない結果で幕を閉じ、ヴィアティンのサポーター・応援してくださる様々な人たちに、ホーム最終戦として報いることができずに我々現場スタッフ・選手一同、全員が不甲斐ない思いであの日を終えたところからスタートしました。ただ、昇格がなくなった後もずっと、最後の瞬間まで1人1人、個の成長とチーム力を上げるということは合言葉でやってきたので、最後の瞬間まで闘うとか、諦めないとか、ヴィアティン三重の「Never Stop Challenging.」という言葉が我々にはあって。みんなで変わらない1週間の準備をしてきました。 相手の分析、自分たちのチームの振り返り、そしてインテンシティの高いトレーニングをしました。ただ、今日の、このゲームのキックオフの笛が鳴るまでは、自分たちの1週間が実を結ぶのかどうかなんてことは、対戦相手があってのことなので、わからないまま試合が始まりましたし、実際に前半の入りのところではシーソーゲームだったんで、もし自分たちが相手に先制されていたら、めちゃくちゃ苦しい試合になっただろうなと。今季、状況を同じく、昇格できなかった者同士の戦いですよね。少しメンバーも変わったり、そこのパワーもあったと思いますし、あとは今季積み上げてきたことをしっかり出すという意味で、今日に関してはピッチに立つ選手たちが声をかけ合って、結果を出してくれたかなと思っています。
試合全体を通すと、スコアがどうしても目立ってしまうんですが、印象として感じたものはハードワークが攻守にわたって目につきました。そこは前節の不甲斐なさがベースにあったんでしょうか。
そこに関しては前節だけでなく、ホーム2連戦で対人のところで負けた瞬間というのを多くの人が目にしたと思うんですよね。そここそ、自分たちは今季”対人”ということを大切にしてやってきたので、この1週間のトレーニングもそうですし、今日試合入る前のロッカーでも、「対人」と書かれたパネルがあるんですけど、それを私が持って見せて、貫いてほしいのは対人の強さっていうとこだったんですよね。なので、今日の相手に対して彼らが球際・対人のところで戦ってくれたのが、絶対に今日の結果や勝利に結びついてると思います。
その熱さの一方で、すごく冷静なプレーも目につきました。プレッシャーを背負ってきたところが最後に解放されたようなものはあったんでしょうか。
これも昇格の可能性が厳しい時から、自分たちは目の前の一戦、勝ち点・順位じゃなくて、目の前の一戦、目の前の一戦でやってきたんで、今日とうとう目の前の一戦しかない最終戦が来たんですけど。良く言えば、選手たちがこの最終戦に臨むとき、大きくプレッシャーを感じるというよりは、今までやってきたことを信じて思い切ってやろうっていう方に、上手く気持ちを向けてくれたのかなっていう感じはしましたね。
このチームを1年率いてきて、1番の目的を果たせなかった中で、チームに与えたもの・残せたものみたいなものは、監督が実感してるものはありますか?
前節、ホーム最終戦の時点で挨拶でも言わせていただいたんですが、やっぱりまずヴィアティンっていうクラブが、フロントスタッフ、そしてホームタウン、サポーター、皆さんの力で過去最多入場者数を達成したとか、あとはサポーターの勢いとか人数が増してるんじゃないかとか、ヴィアティンが一回り大きくなるというか、1歩前に進んだんじゃないかなっていうことを、現場以外では自分は感じてた中で、最終節で彼らが結果を出してくれたことによって事実上はヴィアティン三重の過去最高順位(5位)でシーズンを終えるということにはなったんですよね。
昇格を逃した悔しさしかないですけど、ただやっぱり少しは前に進んだのかなと。ほんと少しですけど。振り返れば、僕が言うことじゃないですけど、もしクラブ記録だとか過去最高なものっていうのがあれば、それだけ少しですけど前には進んだのかなと、そう思います。
終わってみて、1年間応援してくれたサポーターさんに一言お願いします。
我々現場の人間はヴィアティンに所属しているときだけがヴィアティンの一員ですが、ヴィアティンファミリーっていうのは今後も未来に続いていくので、未来に向かって希望を持って、いま大きくなってるものがどんどん成長していくのを私は楽しみにしていますし、間違いなくJFL最強サポーターです。
加倉 広海選手 試合後コメント
お疲れ様です。久しぶりのスタメンで、チームに勢いをつける良いゴールでした。どういう気持ちでピッチに入りましたか。
もちろん、気合はすごい入ってましたね。やっぱりこの数試合、まともに試合に関わることができなかったっていうのが、めちゃくちゃ悔しくてやってたんで、どっかで絶対結果を残してやろうと思いながら、やっと最後にチャンスが来ました。チャンスが来たんで、もうやってやろうっていう感じでしたね。試合前にシュウさん(間瀬 秀一監督)が、”この最後の試合は、俺たちはサッカーをやるけど、生き様を見せる”みたいなことを言っていて、それがすごい余計に煽られて。
最後に関われたのは良かったですけど、やっぱり昇格が関わってる時に力になれなかったんで、すごい不甲斐なく、余計にその思いがありました。
その悔しさも乗せたゴールだったんですね。
そうですね。点取った瞬間、めちゃくちゃ嬉しくて、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
得点もたくさん入り、そのインパクトが強いんですが、すごくチームとしてもハードワークが目立った試合でした。そこはかなり意識してましたか?
この前節、前前節でハードワークとか球際、対人のところであまり勝ててなかったという分析で、そこで戦うことを求められていたと思うんで、そこで使ってもらえると、そこだけは絶対に、という想いでした。
三重に久しぶりに帰ってきてのこの1シーズン。短い言葉では語れないと思うんですが…
そう簡単には上手くいかせてもらえんかった。っていうのが正直なところで、やっぱり1年で帰ってきて昇格させることができたら、こんな気持ちいいことないじゃないですか。そう簡単にはいかないな、というところと、昇格は僕1人では絶対無理なんですけど、その力の1つになれなかったっていうのが、やっぱり悔しいっていうのと、申し訳なさがあります。
悔しさが強かったシーズンだったと思いますが、年齢を感じさせない、最後は足つってましたが…まだまだ加倉いけるぞと。
緊張と、なんだろう。力が入ったっていうか。それで足がつってしまったんですけど、でもやっぱりまだ動けるっていうのは見せれたと思うし、1年間通して苦しい時もあったけど、得点数で言ったらキャリアハイになったんで(今季6点)。去年が5点で、その前が4点。1歩ずつ1歩ずつっていう成長もまだできてるんじゃないかなと。
今年もシュウ(間瀬監督)さんの下で、カキさん(柿沼コーチ)、安部さん(トレーナー)とか、姿勢を改善するような部分からスタートしているので、今までやったことないこともあったんで、成長してると実感できてます。
最後にサポーターの皆さんに一言。
もうほんと、なんて言ってたらいいか分からないですね。やっぱ申し訳なさが強いんで、最後勝ってほんとによかったっていうのはあるんですけど。ただ、また諦めずに来年も応援してくれる方がかなり多いと思うんで、ヴィアティンをずっと、来年もぜひ応援していただけたらなっていう気持ちでいます。
田村 翔太選手 試合後コメント
お疲れ様でした。今シーズンの最終戦、良い締めくくりになりましたが、ピッチに入るにあたってどういうモチベーションで臨んだんでしょうか。
アップの前にいつも副キャプテンの俺かレイジ(森主 麗司)が声かけして行くんですけど。その時に言ったのは、傍から見たら昇格も降格もない試合だけど、自分を支えてくれてる人たちへの感謝の気持ちとか、状態が状態なのにアウェイに駆けつけてくれるサポーターもいたので、そういう人たちのためにも大事な戦い方をしようっていうのは伝えて、それは自分自身もほんとに強く思ってたことなので内容がどうっていうより、今日は勝って終わることが大事なタイミングだったの、それはしっかり勝ててよかったし、5点入って5回喜ぶことができたっていうのは、サポーターの人たちも少しはお金を払った価値があったかなと思うので、そういうのも含めて少しでも笑顔を見せることができたら良かったかなっていうのは思います。
今日は2点、今シーズンは計11点。この数字を振り返ってどうですか。
去年を超えるっていうのは強く思ってましたし、この試合を迎えるにあたって2桁にしたいっていう気持ちもあったので、それは達成できたというか、得点王を目指してたんで悔しい思いもありますけど、最低限のところはできたかなっていうのは思います。
シーズン全体を振り返ると悔しさしかないと思いますが、自分のプレーの成長とか、そういうのも含めてどういうシーズンでしたか。
1人1人がシュウさん(間瀬監督)から出ている”対人”というものに向き合ってた1年間だと思いますし、簡単に倒れないとか、そういうところも個人的にもそうですしチーム全体としてそういうのは意識しながら1年間できたし、今日この試合が終わってですけど、異議(判定に激しく抗議したり、行為やジェスチャーで不服を示すなど)が「0」っていうのも、シュウさんが今シーズン始動した時に言ってたところで、無駄なカードをもらわないとか、そういうのも含めて、みんな色々難しい状態の瞬間瞬間もあったと思うけど、その中でもチームになれたのかなっていうのは思います。
最後にサポーターの皆さんへ、1年を振り返って一言メッセージをください。
昇格を果たすっていうのを、今年のメンバー・監督含めて全員が強い気持ちであった中で、それを達成できなくて本当に申し訳ない気持ちですし、自分たちの結果以外、チームのチケット収入だったり入場者数っていうところは達成してもらってるところにはすごく感謝の気持ちでいっぱいです。間違いなくJFLで1番っていうのは選手みんな思ってるし、そういう人たちを笑顔にできなかったのは本当に申し訳ないなって思う気持ちが本当に強いです。
ただ、ヴィアティンはここで終わりじゃないし、ここから、まだまだ昇格を目指していくクラブなんで、その中で、今年のメンバーで戦えるのは100%ない状態ですけど、新しく入ってくる選手だったり、残る選手だったり、こういう想いを繋げていくことが大事だと思うので、そういうクラブになって、本当に1年でも早く昇格できるよう、達成するときに、自分自身もまだこれから先わからないですけど、このチームでプレーするなら昇格っていうところをブレずにやっていけたらいいかなと思います。