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ホーム開幕戦、前日インタビュー!

2019年03月23日 

JFL3シーズン目を迎えるヴィアティン三重、先週行われた奈良クラブとの開幕戦に1-0で見事勝利。3年目にして初めて開幕戦に勝利した。昨シーズンは0勝1敗1分と勝てなかった相手にしっかりと守りきって掴んだ勝点3はとてつもなく大きい。

公式記録だけをみるとシュート数が少なく決してチャンスは多くなかったが、コンパクトな陣形を維持したパスワーク、統率の取れた守備、最後までプレッシャーをかけ続けて90分通してハードワークできたところが印象に残った。常にボールが動いていて、観る側としてはストレスが少なく、今後に期待をもたせる材料は多いと感じる。まだ開幕戦を終えたばかりで気が早いかもしれないが、2節、3節と試合を重ねるごとにどんな魅力を我々に見せてくれるのか?

まずは3月24日(日)明日のホーム開幕戦で新生ヴィアティンの新たな魅力を地元ファンに見せつけてほしい。

今回は開幕戦の振り返り、そして第2節・ホーム開幕戦であるFC大阪戦に向けてコメントをもらった。

塩見仁 選手・背番号15

VTM:奈良クラブ戦では昨年に比べて選手がよく動いていて距離感が良く、パスがよく回っている印象を受けました。プレーしてる側としてはどういう手応えがありましたか?

開幕に向けて、練習で選手間のパッケージや流動性というところを準備してきました。昨シーズンは手詰まりになったときにどう対処するか?というところで、個々の選手任せになっていたり、対応方法が共有できていなくて崩れてしまうというパターンが多かったのですが、今シーズンは約束事や選択肢が選手間で共有できていて「こういう場面ではこの対処」「それが失敗した時は次にこれ」という具合にポジティブにプレーできていると感じます。迷いも少なく、早い判断ができるようになってきているところは昨年より少し進化した部分ですし、そういったところをファンのみなさんにも見てもらうことができたのではないかなと感じています。


VTM:素晴らしいフリーキックでした!距離がなく壁も近い状況…、素晴らしいコースでしたね!

動画で見てもらうとわかると思いますが、壁がものすごく高かったので変化させるボールでは無理だと思いコースを狙うしかないと判断しました。今季J1第2節で川崎フロンターレの中村憲剛選手が決めたフリーキックをイメージして、しっかりとコースを狙いました。ちょっと大胆に狙ってやろうという気持ちで蹴りました。

VTM:開幕戦のあの場面で、あのキックが出せるとは度胸ありますね(笑)

物怖じせずにプレーできるところが自分の良さだと思っているので、良く決められたなと自分を褒めたいです(笑)次のFC大阪戦もフリーキックのチャンスがあればしっかりと決めたいです。先日のインタビューでも言ったとおり10得点・10アシストを達成できるよう頑張ります。

VTM:奈良クラブ戦はタフな試合でしたが、試合中・試合後の疲労度はいかがでしたか?

ハードな試合でしたが、押し込まれててもポジティブにプレーできていたので、どんよりしたしんどさではなくて、もっともっと行ける!という感じで自分を鼓舞してプレーし続けられたので、良い疲れでした。

VTM:ホーム開幕戦に向けてヒトコトお願いします!

もう去年のような思いはしたくないので、まだ1勝しただけですが、ここからどんどん2勝、3勝と勝ち点を積み上げていきます。選手たちのコンディションも良いのでみなさんに勝利を届けられるよう僕自身もチームも頑張ります。みなさんの応援が本当にチカラになります、応援よろしくお願いします!

井上丈 選手・背番号32(今季新加入)

VTM:奈良クラブ戦は無失点に抑えての勝利、新チームとして手応えを感じた部分はありますか?

最初に危ないシーンが何回かあったのですが、早い段階で修正して対応できたところが良い試合運びに繋げられた要因だと感じています。試合を通して全員でハードワークできたところも良かったです。

VTM:決定機こそ少なかったですが、選手がよく動いてボールを繋げていました。あれは練習でも時間をかけている部分でしょうか?

そうですね。練習でやっていることを100%出せれば、もっと点を取れると思うのですが、現時点ではまだ全て出せているわけではないのでまだまだです。その中でも練習でやっているパターンの完成度を高められれば得点に確実に近づけるので、パス回しに一人二人絡んだり、三人四人絡んでさらにチャンスを拡げたり、その精度をもっと高めていきたいです。

VTM:身体は小さいですが、体格の良い奈良の選手と対峙してもフィジカル面で負けていませんでした、フィジカルには自信がありますか?

はい、自信あります。逆にこの小柄な体格が武器だと思っています。「武器は何?」と聞かれた時はいつも「身長」と言い切っています。「あいつ小さいな」という先入観をもった上でプレーを見てもらいたいです。「あいつ小さいのにやるな!」そういったところが自分の売りなので、そこに注目してプレーを観ていただくと楽しんでもらえると思います。

VTM:奈良クラブ戦では左サイドで寺尾選手とのコンビネーションがとても良かったですね。

はい、ずっと俊くん(寺尾選手)とやってきているのでだいぶ関係が良くなってきています。守備の時は俊くんを動かして、攻撃のときには常に俊くんを追い越して、という動きをしています。俊くんがやりやすいように動き、僕がやりやすいように俊くんも動いてくれます。奈良クラブ戦で少しはそういった動きが出せたのですが、もっともっと二人で連動するプレーを出せるようにしたいです。

VTM:次のFC大阪戦もパワーがある強豪です。どういった試合にしたいですか?

奈良クラブ戦はゼロで抑えられたので、FC大阪戦も絶対無失点に抑えたいです。奈良クラブ戦はフリーキックからの得点だったので、次節では日頃からやっているパスワークからゴールに繋げたいです。「練習からやってることが試合で出せた!」と全員で喜べるような点を取りたいです。

VTM:初めて丈選手を見るヴィアティンファンが多いと思います、ファンの皆さんにヒトコト!

左サイドに小さいのがいますので、ぜひ注目してください!そしてみなさんと一緒に勝利の喜びを感じたいです。

自分自身、とても長い期間「勝利」から遠のいていて最後に勝ったのが去年の6月でした。奈良クラブ戦も勝ったあと、あまりにも久しぶりすぎて喜び方がわからなくて…。ホームでみなさんと勝利を喜びたいです。応援よろしくお願いします!

上野展裕監督

奈良クラブ戦振り返り・FC大阪戦に向けて

開幕戦ということもあり序盤は緊張していた感じはありましたが、途中から良くなってきましたし、コンパクトにしてセカンドボールも取れていました。攻撃に関しては数字だけ見るとチャンスは少なかったのですが、全体的にはよくコントロールできていたのかなと感じています。最後やや間延びして相手に押し込まれるところはありましたが、最後まで体を張って良くやってくれました。これは次に繋がる部分だと思っています。ホーム開幕戦もいい試合ができるよう頑張ります。三重の皆さんに良いゲームをお見せしたいです。

阪倉裕二コーチ

奈良クラブ戦振り返り

立ち上がりこそ少し硬さはあったものの、試合を通してしっかり守ることができました。相手の攻撃への対応はトレーニングしてきたので、課題はあったが成果を感じることはできました。ただ、失点する場面というのはちょっとしたミスや小さなスキが原因になり、それが勝敗をわけるポイントになります。そこにこだわるチームになっていく必要があります。

FC大阪戦に向けて

FC今治戦の1試合を見ただけですが、開幕から強豪同士の対戦でFC今治相手にあれだけの試合をしていますし、とても力のあるチームです。しっかりと準備して闘います。

地元三重のファンにむけてヒトコト

開幕戦は内容的にもある程度やるべきことができましたし結果も出せたので、さらに質を高めて、来ていただいた皆さんに楽しんでいただける、ワクワクできる試合をやった上で、勝負にこだわり、勝利をお届けしたいです。応援よろしくお願いします。

ボランティアチーム名決定!「ORANGE+(オレンジプラス)」

選手たちが試合前日トレーニングをする中、明日のホーム開幕戦に向けてボランティアチーム「ORANGE+(オレンジプラス)」のみなさんが準備をしてくれていました。開幕戦に向けてコンディションを整える選手たち、監督・コーチ・トレーナーと意見を交わすスタッフ陣、そして会場設営に奔走するORANGE+のみなさん。開幕戦に向けてそれぞれの準備が進んでいました。

いよいよホーム開幕戦。開幕戦の勝利で最高のスタートを切ったヴィアティン三重。昨年通算2位の強豪、FC大阪を東員町スポーツ公園陸上競技場に迎える。パワーとスピードを武器にするFC大阪を相手にパスワークと組織力のヴィアティン三重がどんな闘いを見せるのか?試合開始が待ち遠しい。

みなさん、明日はスタジアムでお会いしましょう!