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第21回 JFL第2節 FC大阪戦、監督・キャプテンコメント

2019年03月25日 

試合終了後 監督記者会見

上野監督:負けてしまって、申し訳なく思っています。ホーム開幕戦でたくさんの方が集まってくださったのに、0-2という結果を申し訳なく思っています。選手たちも悔しいですし、私も悔しいですし、試合を観ていただいたみなさんも悔しいと思います。この悔しさを次に繋げていきたいと思います。

課題は明確だったのでその課題をこれから練習して解決していきたいと思います。

それは何かと言うとセカンドボール、競り合いで負けてしまった、相手にボールを奪われてしまった。我々のストロングポイントである部分で相手に負けてしまったので、ずっと苦しい展開になったのだと思います。

そこは個人としての力が足らないのであれば、チームで、グループで勝っていけるようにしたいと思います。

以上です。

記者:前半に1点取られたあと、どんな指示を出されましたか?

1点取られる前からセカンドボールをFC大阪さんに奪われていました。1点目のときも藤牧のところでボールを失って攻め込まれてシュートの場面で寄せられなかった…。FC大阪さんの切り替えが速く、球際も強かったです。もっとコンパクトにしてやっていこうと失点する前から選手たちに伝えていました。

記者:ホーム開幕戦ということで、特別な指示はありましたか?

チームコンセプトは開幕戦と同じようにやろうと選手たちに伝えていました。それがうまくいかない時はこうしよう、またうまくいかない時はこうしよう、と対策する準備をしていました。しかし根本的な部分、球際のところで負けたのが痛かったです。

記者:次戦はHondaFC戦です、その次はソニー仙台戦、強敵との試合が続きますが、闘い方を修正したり、変えていく点などありますか?

特に変えることはありません。チームコンセプトをより強化し、徹底するだけです。まだ私が来てから2ヶ月あまりしか経っていませんし、そんな中で選手たちはとてもよくやってくれています。

開幕戦の奈良クラブさんも相当実力が高いチームだと思っていますが、それに対しても全員で頑張って、勝つことができましたし、今節のFC大阪さんも昨年2位の強豪です。負けた部分はありましたが、よく頑張れた部分も当然あります。

これを次のHondaFC戦、さらにソニー仙台戦に繋げていきたいと思いますし、より徹底してチームコンセプトを高めていきたいと思います。まだやりはじめて2ヶ月ですので、うまくいかなければ次の方法という形をとっていきますが、より徹底してやっていきたいと思います。

記者:後半は風上にたったものの得点に結び付けられなかった。そこについてはどう受け止められていますか?

攻撃の連携というところはまだまだなところがあります。毎日練習はしていますが、そこは時間がかかる部分だと思っています。

我々は全員でプレスにいったり、チェックに行くところが良いところですし、こぼれ球を拾うところが良いところです。そこでFC大阪さんを上回ることができなかった、逆にFC大阪さんの方が良かったのでこのような結果になったと思っています。

攻撃は時間がかかるので、少しずつ良くなるように練習していきたいと思いますし、いまチカラを蓄えているところです。

選手たちはポテンシャルも持っていますし、フィジカルも上がってくると思いますし、技術的にもまだまだ上がってくると思います。チームとしてまだまだこれから習熟してくると思います。

今日はありがとうございました。

キャプテン・西村仁志選手コメント

VTM:奈良戦では数字で見る以上にやれていました、今日の大阪戦は数字以上にやられている印象でした。プレーしていてどうでしたか?

今日は主導権を全く握れなかったので、もっと主導権を握って試合をコントロールできるようにしたいです。

人数をかけて守りたいところを逆に相手にそのようにされていたり、球際の強さやあと一歩のところで相手が上回っていました。さらにそれを上回る強さが必要だと感じました。そこは日頃の練習で高めていくしかないと思います。

VTM:後半に惜しいシュートがありました、チームとしてはシュートが少なかったですね。

シュート本数が少ないので、もっと打っていきたいですし、打てるチャンスをもっと作りたいです。

VTM:次節は強豪Honda FC戦です。強い相手が続きます、どのように闘いますか?

強い相手ですが、練習でやっていることを発揮して、しっかり対処したいと思います。自信を持って闘いたいです。応援ありがとうございました。

ヴィアティンマニア・第2節レポート

JFL3年目、ホーム開幕戦はほろ苦い結果となった。

開幕戦で奈良クラブに1-0で勝利し、結果はもちろんのこと、テンポのよいパスワークや統率の取れた守備、最後まで全員で守り切って勝利と一定の成果・手応えを感じていただけに、第2節・ホーム開幕戦では昨年2位の強豪・FC大阪を相手にほとんど良いところを見せられず圧倒されてしまった。

マイボールになったときも、FC大阪の寄せが速く、2本目、3本目のパスが通らない。本来ヴィアティンがやりたい守備を逆に相手が徹底、ボールを奪われたあとは中盤を飛ばして前線に長いパスを入れられる。ギリギリのところでしのいではいたものの、前半28分、ボールを奪われたあとに寄せきれず、風上を活かした相手に豪快なミドルシュートを決められる。

後半に入っても奈良クラブ戦で見せたパスワークは影を潜める。攻撃陣を3人入れ替えても中盤で競り負ける場面が多く、攻撃のチャンスを作れない。寺尾や井上、進藤がサイドに展開しても潰されゴール前までボールが運べない。

シュート本数だけを見るとヴィアティン5本、FC大阪6本と決定機は両チームともに多くなかったが、数字以上に圧倒された印象が残る試合となった。

しかし、試合後コメントを聞いても分かる通り、上野監督はチームとしてのプランを徹底して高めていくという方針・考えを貫いている。この次はHonda FC戦、ソニー仙台戦と強豪との闘いが続くが、チームとしてやることははっきりしている。奈良クラブ戦で見せた闘い方が、パワーで上回るチームが相手だとどこに課題が見えてくるのか?それをFC大阪戦で知ることができた。選手たちも昨シーズンの上位チームに対して、何が通用して、何が通用しないのかを感じることができたはずだ。

まだまだ長いリーグは続く。上野監督が言うように、ひたむきに全員サッカーの完成度を高めていくだけだ。試合ごとに成長していくチームをじっくりと見届けていきたい。