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2020JFL開幕・FOOTBALL is BACK!

2020年07月20日　

2020年7月19日、待ちに待ったJFLの2020シーズンが開幕。当初予定されていた開幕の日程から4ヶ月を経て、やっと開幕を迎えることができた。簡単には書ききれない様々な事があったこの4ヶ月間。多くの方々のご尽力があってこの日を迎えた。

そして春に改修工事を終えた「朝日ガスエナジー・東員スタジアム」のオープニングゲームとなったこの試合は、リモートマッチ（無観客試合）で開催されることとなった。試合レポートの冒頭で全てを語るわけにもいかないので、いろんな想いをおさえて試合のレポートをお伝えする。

なお、両チームの監督コメントはリモートでの質疑応答となり、やや手順が変わったため、明日7/20（月）に書き起こしてお届けします。このレポートはフォトギャラリーと動画まとめのレポートとなります。

試合結果

ヴィアティン三重 0-0 テゲバジャーロ宮崎
（前半0-0・後半0-0）

試合序盤から硬さが目立った我らがヴィアティン三重。テゲバジャーロ宮崎の早いプレスとフィジカルを活かしたプレスに苦しみパスを繋ぐどころかボールを保持できる時間が少ない。今季、ヴァンフォーレ甲府から移籍新加入の⑱佐藤洸一や⑨古川大悟に当てて落とすもセカンドボールが拾えずチャンスを作れない。

前半20分ごろから少し落ち着きを見せ、相手陣地にボールを持ち込む場面が増える。しかし佐藤洸一には二人のマークが付き自由にさせてもらえない。左サイドから⑦塩谷仁が攻め上がるが決定機は作れず。

思ったような攻撃ができず時間が経過する中、ディフェンス陣は安定した守備を見せる。何度かゴール前に迫られる場面を迎えるが、㉑GK加藤大喜が好セーブを見せる。

センターバックは昨年同様④寺田、コンビを組むのは著しい成長を見せる2年目の㉝奥村泰地。

後半に入っても互いに譲らず、決定的な場面は少ない。今シーズンはレギュレーションで5名の途中交代が許可されており、T宮崎が57分に二枚替え、圧倒的なスピードとテクニックを誇るサミュエル選手を投入。それに合わせてヴィアティンは60分に④寺田・⑯奥に代わって②大竹・㉚平信を投入。

㉚平信が入ったことにより攻撃のリズムが変化し、⑱佐藤洸一へ何本か良いパスを供給。しかしT宮崎は必ず二人が身体を寄せて佐藤をマーク、ゴールは遠い。

77分・ヴィアティンが再び二枚替え、⑨古川に代えて⑩北野、㉓西村に代えて㉕望月を投入、同じタイミングでT宮崎は三枚替え、ここから攻守が目まぐるしく入れ替わるとともに接触プレーが増え観客がいないスタジアムに選手たちの怒号が響く。

自陣ゴール前ではサミュエル選手を必死に抑える②大竹、身体を寄せて高さで圧倒する。そしてギリギリのところで㉑加藤大喜が弾き返す。

そしてアディショナルタイム5分が過ぎたところで試合終了。終盤、T宮崎・怒涛の攻撃をしのぎきり、無失点で抑えられたことは評価できる。攻撃については選手間の距離が遠く、セカンドボールを拾えずチャンスに繋げられなかったところが課題と言えるだろう。

改めて監督インタビューでお伝えするが、試合を終えた上野監督は、難しい状況でプレッシャーがかかる中、最後まで闘い抜いた選手たちの頑張りを評価したものの、選手たちの動きが終始硬く、思い描いたゲーム展開をみせられなかったことと、ドローという結果については満足できていない様子だった。

アサスタでの初陣はほろ苦いスタートとなったが、百年構想クラブ同士の対決が激しく、難しい闘いになることは想定の範囲内だったと言える。それを加味してこの結果・勝点１を次の試合にどう活かすのか。2020年・ヴィアティン三重の闘いはここから始まる。

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