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怒涛の反撃も及ばず、アウェー松江で敗れる。

2020年09月13日 

失意の二連敗。終了のホイッスルが鳴ってピッチに手をつく野垣内の姿が目に焼き付いた。先週の敗戦から切り替えて臨んだアウェー松江での闘いは厳しい結果になった。

ヴィアティン三重 1-2 松江シティFC
(前半0-1・後半1-1)

  • 40分:松江シティFC・酒井達磨 ⑲
  • 53分:松江シティFC・川中健太 ⑦
  • 63分:ヴィアティン三重・塩谷 仁 ⑦

※試合後の監督コメントは明日以降のアップとなります。ご了承ください。

前半・固い守りを崩せず、ノーチャンスで1失点

前半を振り返ると防戦一方だったような印象と言える。相手ゴールに迫る機会は少なく、序盤から自陣ゴールを脅かされる場面が多くなる。GK㉑加藤大喜が何度も跳ね返してピンチを凌ぐ。

しかし迎えた40分、ディフェンスラインから連動した見事なパスワークで一気にゴール前に迫られ、㉑加藤大喜が脚で弾いたシュートを押し込まれて先制点を許す。決定機を作れなかったヴィアティンは前半シュート数ゼロ。

後半・ボランチを入れ替え攻勢を仕掛ける

ハーフタイムにボランチの㉓西村仁志を⑰野垣内俊と入れ替える。今季はセンターバックであまり出場できていなかったベテラン野垣内がボランチで登場。中盤での空中戦に勝てるようになり、また攻撃時にタメを作れるようになってヴィアティンのプレーに締まりが出る。後半開始早々、左サイドから⑦塩谷仁がチャンスメイク、スピーディーな攻撃で⑨古川大悟が決定的な場面を迎えるが頭で捉えたボールは惜しくも枠の外。少しずつゴールの匂いがし始める。

53分に失点、63分に塩谷のゴールで勢いを取り戻すが…

そして53分・攻勢を強めて前掛かりになったところでカウンターに遭い追加点を許してしまう。しかしここから怒涛の反撃開始。63分、待望の⑦塩谷の反撃ゴール。ふたたび息を吹き返して追加点を狙う。塩谷は3試合連続ゴール。

立て続けに攻撃陣を入れ替え㉕望月、⑬廣田、⑥坂井、㉞原口を投入して畳み掛ける。

流れは完全にヴィアティン三重、最後の1秒まで攻撃の手を休めない。しかし追加点が奪えないまま時間が経過する…。後半ATには㉜井上丈が蹴る左コーナーにセンターバックの㉝奥村泰地が頭で合わせるが惜しくもクロスバーを叩き万事休す。後半の猛攻も及ばず試合終了となった。

松江シティFC・㊴加藤秀典選手がスタメン出場で古巣対決

この試合では長年ヴィアティン三重に在籍し、JFL昇格の立役者でもある三重県出身・㊴加藤秀典選手がスタメン出場。かつては同じユニフォームで闘ったヴィアティンの選手たちとぶつかりあった。あの迫力と存在感は今も健在、四日市中央工業の後輩である⑥坂井やディフェンスラインを共に支えた⑰野垣内とのマッチアップは見ごたえがあった。終盤には同じく以前ヴィアティンに在籍した㊹馬場悠選手も登場した。

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