NEWSヴィアティン・マニア / ホームゲームイベント情報|2021シーズン
レジェンドマッチが実現、9年の歴史を彩った獅子たちがアサスタに集結!
2021年7月18日、今年設立10年目を迎えるヴィアティン三重として初めてのイベントが企画・開催された。そう、これまで9年間に渡るクラブの歩みを語る上で欠かせない、かつてヴィアティン三重に在籍していた元ヴィアティン戦士たちによる「レジェンドマッチ」が開催されたのである。
2012年1月、ヴィアティンFC設立。ヴィアティン桑名、ヴィアティン三重と名称を変えクラブは今年10年目を迎えた。2012年には三重県三部リーグに参戦、砂煙舞う土のグラウンドから始まった。それから毎年カテゴリーをひとつずつ上げ2017年から今のJFLに参戦している。
レジェンドマッチには三重県三部リーグ時代を知るOBから昨シーズンまで在籍していたOB、そして地域リーグで現役選手を続けている選手も含めて18名が集結。夏空がひろがるアサスタは午前中から多くのサポーターが駆けつけ、同窓会さながらの雰囲気で開会セレモニーが行われた。
VEERTIEN LEGENDS Players
- 太倉坐 ドゥグラス
- 藤牧 祥吾
- 荒木 康太
- 道上 隼人
- 稲森 睦
- 田中 優毅
- ゴベッチ
- 丹羽 泰史
- 鈴木 聡
- 岩田 尚記
- 寺尾 俊祐
- 石川 貴啓
- 佐光 塁
- 岩谷 俊輔
- 加藤 洋平
- 魚住 剛
- 岸上 和樹
- 望月 嶺臣
(順不同・敬称略)
笑顔と拍手に包まれた、最高の時間
試合の方はヴィアティン三重U-15と対戦、特別ルールの20分✕3本で行われた。いまも現役でプレーしている選手はさておき、数年ぶりにプレーするというOBは足がもつれながらも、当時を彷彿とさせるテクニックを披露、スタンドのサポーターは大きな拍手で盛り上がった。
とにかく素晴らしい時間、空間だった。ヴィアティン三重は、まだまだ成長過程にある若いクラブだ。しかしここまで来るまでにいろんな出来事があり、多くの感動、喜び、そして悔しさをともに味わってきた。レジェンズたちの表情やプレーからその当時の記憶が蘇ってくるようだった。試合の内容についてはあえてここで綴る必要はないだろう(笑)その雰囲気は下のフォトギャラリーをご覧いただければ伝わると思う。
レジェンドマッチを観るために遠方から足を運んでくれた古くからのサポーター、しばらく観戦に来られていなかったものの、この試合だけは見逃せないと久しぶりに足を運んでくれたサポーター。スタンドにも懐かしい顔がたくさん見られた。聞くところによると「ヴィアティンの試合を観るのはJFL昇格を決めた地決(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)以来ですよ」と言っていたサポーターも来ていたそうだ。
試合を終え、長きにわたってヴィアティンの(大きな)顔として活躍した藤牧祥吾氏から皆さんへのお礼のメッセージが贈られた。今のヴィアティン三重があるのは、これまで関わり支えてくれた皆さんのおかげであり、今も支えてくれているさまざまな方のおかげであり、これからも支え続けてくれるであろう皆さんのおかげである。こうやって退団・引退した選手たちが帰ってくる場所があるのは、ヴィアティン三重に関わった全ての人達のおかげなんだと。ヴィアティン三重が在り続けることのすばらしさ、ありがたさを身に沁みて感じられた素晴らしいイベントになった。
一夜明けた今日、レジェンズメンバーの一人から連絡があった。そのOB宛てに一枚の写真が送られてきて、そのタイトルに感動したそうだ。そのタイトルは…
「観客こそレジェンド」
まさにそのとおりだと感じた。一歩ずつ歩を進めるヴィアティン三重の歴史・歩みをずっと見届け、支え、時には叱咤激励し続ける存在。それは観客・サポーターである。”Legend” とは「伝説」の意であるが、ヴィアティン三重の歴史を伝え続けるのは観客、サポーター、スポンサー、地域の皆さん、ヴィアティンを支え応援してくれている人たちなんだと。
これからもいくつもの困難やチャレンジングな出来事が待っていると思う。しかし、一瞬の感動や悔しさとはまた別のところで、クラブの未来・歴史をみんなの手で作って行きたいものだ。
そしてまた、こうやって笑顔でスタジアムに集まろう。