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「スペインFútbol 通信 vol.11」 後藤三知アドバイザー
Hola!! オラ (Kaixo‼ カイショ :バスク語)
みなさん、こんにちは(^^)
今回は、スペイン(SDEibar)の一員としてスタートした2018-19シーズンの、これまでの戦い(Jornada1~9)第9節までの様子を書いていきたいと思います!
まず、私たちは14チームでリーグ戦を行っています。その中で、特にライバルとなってくるチームが、Deportivo Alaves(アラベス),Athletic Club(アスレチッククラブ),Osasuna(オサスナ)の3チームです。もちろん他のチームもEibarから勝ち点を獲得しようとしてくるため、決して簡単な対戦ではありません。ただ、その3チームは、私たちと同じように1部昇格を目標としているチーム(Alaves)であったり、実際に1部で活躍しているチーム(Athletic)のB チーム(Aチームと共に練習していたりします)であったり、粘り強く戦い勝ち点を狙ってくるチーム(Osasuna)です。
すでに、3チームとは(1シーズンに同じチームと2度対戦しますが)、1度目の対戦を終えています。対戦結果は、Alave対Eibar (1-1)、Athletic対 Eibar(1-3)、Eibar対 Osasuna(4-3)です。
今後も、この3チーム同士での対戦によって順位が変動してきそうです。
第9節を終え、AlavesがEibarと同じ勝ち点で暫定1位です。
では、ここからは、チームのEntrenamiento(エントレナミエント:練習)で、繰り返し共有している内容を書いていきたいと思います。
具体的には、日本とこのチームの練習での違いを書いていきたいと思います。
まず、日本ではプレシーズンとシーズン中では、1週間の流れが大きく異なった経験がありますが、こちらではプレシーズンからシーズン中同様、基本的に同じサイクルで1週間のトレーニングが行われます。
特に、このチームに来て感じている違いとしては、練習中から監督、コーチ陣から、チームとしての戦い方を繰り返し繰り返し伝えられるため、その積み重ねにより、チームとしての戦い方がいつのまにか頭で考える前に体が反応するくらい浸透していくことです。
Balon Parado(バロンパラド:セットプレー)も同様に、Saque de Banda(サケデバンダ:スローイン)とCorne(コルネ:コーナーキック)で、それぞれに4つずつの戦術を練習で繰り返していきます。
スペインの朝食といえば、トスターダ(トースト)とカフェコンレチェ(カフェオレ)のように、これらの練習が体に浸透し、週末の試合では頭で考えずにそれらの戦術がオートマチックに発揮されることが重要だとされています。
そこが、ピッチ上でのプレースピード(動きのスピードだけでなく、状況に反応するスピード)につながると思いますし、それが試合をより楽しめることにつながると感じています。
今回は、ここまで!
次回は、12月ということで、クリスマスを迎える月です?スペイン・Eibarの街の様子なども紹介できたらと思います!!
では、また!!
Agur‼(=アグール:バスク語での別れのあいさつ)