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【スペインFútbol 通信 vol.22(Verde)】 後藤三知アドバイザー
Hola!! オラ
こんにちは(^^)
【目次】
・幼少期の笑ってしまうエピソード
・そんな小学生の頃の私に、今の私が何か言えるとしたら…
・Emiさんのブログ/Andalucía✿アンダルシア街歩き
《幼少期の笑ってしまうエピソード》
今日は、今まで封印していた話を…笑
当時の印象的なエピソードを交えて紹介します。
私は三重県鈴鹿市に生まれました。
幼い頃は幼稚園の先生たちの温かさと元気で明るいところに憧れて、幼稚園の先生になりたいと思ってました。
幼い頃は、外で遊ぶより、部屋の中でママごとをして遊ぶのが好きだった私ですが、7歳頃に、4歳上のお姉ちゃんが入っていた女子サッカークラブの人手不足が深刻(鈴鹿市中で11人集まるかどうか…)だったため、当時7歳頃の私にも声がかかり「やってみるか」と、サッカーを始めました。
ですが…最初は、予想を遥かに越えるほど、何もできない選手でした。。
当時の様子がわかるエピソードを2つ紹介します。
1つは、初めて試合に出たとき。
とにかく何もわからなかったので、試合前、監督が私のポジションをノートに書いて教えてくれました。
「ミチはピッチの中のここにいるポジションだぞ」とノートに印をつけて。
そして試合中、なんと私はずっとそこにいました。ピッチで何が起きていても。笑
目の前にボールが来ても、私は“そこにいる”という任務を優先し、忠実に遂行していました。笑
ボールを触りに行ったら、言われた場所から動いちゃうから…笑笑
今思い出しても笑ってしまいますが、当時は本気でそうした方がいいと思っていました。笑
そんな感じで、サッカーがなんなのか全くわかっていなかった私ですが、少しずつ…“これもしていいんだ“、“あれもしていいんだ“と、サッカーを知っていき成長していきました。
それと、同じタイミングでサッカーを始めた同級生がいたので、その子ができたら私にもできる気がして、自分の中で少しずつ、“私にもできそう”が増えていき…サッカーが楽しくなっていったように思います。
もう1つのエピソードは、年に一度の大きな大会にチームが(三重県予選を勝ち上がって)初めて出場した時。
平成11年なので、9歳になった頃です。
その大会には小学6年生までが出場しており、試合は広いピッチ、大きなゴールで行われました。
9歳の私には、ピッチがそれはそれは広く感じて、ゴールからゴールがとっても遠く感じました。
そんな中、三重県で1チームしか出場できない(つまり、毎年出られる保証がない)貴重な大会で、私はせっかくプレーさせてもらっていたのに…
なんと私は試合の途中でベンチに向かい、監督に「もう疲れたから交代してほしい」と言ったそうです。。
今考えたら、ありえません…
そんな私に何一つ文句を言わず、一緒にプレーしてくれた先輩たちのことを思うと、今でも胸が熱くなります。
私が高学年になっても、相変わらず人数の足りない女子チームには、小学2年生や3年生のサッカーを始めたばかりの選手たちがいました。その子たちがいてくれなかったら11人集まりませんでした。
そのことを試合の勝敗の言い訳にしたくなかったのは、私の先輩たちがそうだったからだと思います。
当時の私は、とにかく試合に勝ちたくて、必要であればゴール前まで下がって仲間と一緒にゴールを守り、ボールを奪ったら、ゴールに向かって運べるところまでボールを運んで、1点でも多くゴールを決めにいく。
毎試合…もう最大限、自分のエネルギーが尽きるまで、できる限りのプレーをして勝ちにいく。
それが自分のプレースタイルでした。
そんな小学生時代を過ごしましたが、今では女子サッカーの知名度も上がり、たくさんの女の子たちにとってサッカーが身近になりました。
それは、2011年のW杯でのなでしこの世界一の影響がとても大きいと思いますし、それ以前からどんな時代でも女子サッカーをプレーしてきた選手、コーチ、関係者の人たちがいたからだと思います。
私も、女の子がサッカー??と言われていた時代から、男の子に混じってサッカーができる環境がありました。
鈴鹿市中で11人集まるかどうかでしたが、女子サッカーチームで活動できる機会があったのは押川さん*のおかげですし、関わってくれた指導者の方々がいたからです。
そして、週末の試合会場でいつもお世話をしてくれたお母さんたちがいてくれたからです。
(左の方が「*押川さん」)
たくさんの人の関わりに恵まれて、サッカーができてきたんだな…と改めて思います。
《そんな小学生の頃の私に、今の私が何か言えるとしたら…》
今の私が当時の私に何か言えるとしたら、
「サッカーの楽しみどころはたくさんあるんだよ」と教えてあげたい。そして、少しずつできることに磨きをかけていってあげたい。あとは「速く走るための基礎」と「パフォーマンスを発揮しやすい心と体の状態」を習得しやすい環境を与えてあげたい。
サッカーを通じて、プレーする面白さや自分の成長、仲間や家族との関わりを心から楽しめるように。
私自身もサッカーを続けてきた過程で、サッカーの楽しみどころに少しずつ気づきながらやってきました。
スペインでプレーするようになり、今はその楽しさをより味わっています。
写真⑨
サッカーを始めたばかりの子も、サッカーで悔しい思いをしている子も、私のエピソードを読んでもらってもわかるように…なんとかなります。
サッカーがよくわからなくても、なかなか上手くプレーできなくても、ピッチで同じ場所に立っていることぐらいしかできなくても(笑)。
“これをやってみたい“と感じたことにチャレンジしてみてほしい。
“私にもできそう”と感じたら、できてもできなくてもいいから、やってみてほしいと思います。
今でもサッカーの楽しみは、その“やってみる“からこそ感じられることがたくさんあります。
ピッチの中に、楽しみどころがたくさんあることは、サッカーをより楽しくしてくれます。
(攻撃だけではなく守備にも楽しみどころはたくさん)
私がたくさんの人に勇気をもらってきたように、このブログを読んでくれた人の“やってみる“勇気を少しでも後押しできたら嬉しいな…と思います。
サッカーを始めた当初、たとえ試合中にずっと同じ場所に立っていることしかできなかった私でも、まずはサッカーをやってみたから今があります。もし「何もわからないから」とサッカーをやってみなかったら、決してプロサッカー選手にはなれていないと思います。
《Emiさんのブログ》
〈Andalucía✿アンダルシア街歩き from スペイン | スペイン・アンダルシアから、たくさんの不思議や素敵な風をお届けします•*¨*•.¸¸♪〉
*Emiさんのブログには、たくさんの情報が載っているので、ぜひ楽しみながら「Córdoba CF」のホームタウンであるコルドバの街やアンダルシア地方がどんなところかを知ってもらえたら嬉しいです(*^^*)
✔︎次回は…クリスマス休暇に入り、リーグ戦が一時中断に入る12月16日頃に更新したいと思います!
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