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【スペインFútbol 通信 vol.30】後藤三知アドバイザー
Hola!!
後藤三知です。
【お知らせ】
ヴィアティン三重レディースの魅力や方向性がラジオ収録されているので、ぜひ聴いてみてください!
https://suzuka-voice.fm/contents/veertien
7月27日放送分☆ ヴィアティン三重レディース 森周三監督・文乃選手
8月3日放送分☆ ヴィアティン三重レディース 西野選手
8月31日放送分☆ ヴィアティン三重レディース 福本選手
【目次】
◆最近の話題
新シーズン
◆パフォーマンス発揮
力み
◆生活の充実
「身口意(しんくい)」を揃える
◆ホームタウン
『コルドバ』やアンダルシア地方の最新情報
《 新シーズン 》
2020/21シーズンもCórdobaCFと契約し、プレシーズンが始まりました。
今シーズンは、昨年と環境が大きく変わりました。
まずは、Femenino(女子)に専属で関わるスタッフが3人増え、常に現場にいるスタッフが計6人になりました。第一監督、第二監督(日本でコーチにあたる役割をこう呼びます)、ゴールキーパーコーチ、フィジカルコーチ、トレーナー(不定期で+アシスタント)、マネージャーで構成され、定期的に管理栄養士のサポートなども受けられる環境になりました。
監督はアルゼンチン人で、元プロ選手であり、現役時代にCórdobaCFで活躍した方です。
第二監督も元プロ選手で、フィジカルコーチもプロフェッショナルな方です。
プレシーズンを過ごしている現在、トレーニングの約1/3はフィジカルコーチのオーガナイズ(よく整理)されたメニューを積み重ねています。
スタッフ、選手合わせて33人中、16人が昨年から継続しているメンバーで、17人が新加入です。
今シーズンは、代表経験がある選手も多く、本気で昇格を見据えている選手、スタッフが揃っています。
写真(EQUIPO=チーム)
《 力み 》
ここからは、パフォーマンス発揮を追求している過程で、パフォーマンスが発揮しやすくなった“気づき“について紹介していきます。
今回は「力み」について。
パフォーマンス発揮を追求してきた過程で、「力み」によって思うようなプレーができなかった経験を多くしてきました。
「力み」でカラダが硬くなり、ボールコントロールがうまくいかなかったり、相手にプレーを予測されやすくなったり、走る時に肩に力が入っていたり、、
どうすれば「力まず」プレーできるだろうか?というの問いはずっと持ち続けてきました。
そして最近、ある言葉に出会い「力み」に対する認識が変わりました。
それは、
“力みから生まれる動きはすべて嘘である”(桜井章一『金メダリストの条件』(竹書房、2020年)より)という、桜井章一さんの言葉です。
この言葉によって「力まないようにする方法」ではなく、「力みから生まれる動きはすべて嘘である」と認識するようになりました。
そして気づいたのは、今まで「力んでいても出してこれた結果」があることで、きっと手放せていなかったものがある、ということです。「力んでいても結果を出せていればいい」と。
確かに、結果が求められている世界では、それでいい面もあります。
ですが、「パフォーマンスの発揮」を追求していく過程では「力み」を無くしていった方がいい、と思う機会を数多く経験してきました。
「力みの無い動き」はパフォーマンスを発揮しやすいですし、何より心地いいです。ボールとピタッと一体になれたり、ちょうどいい加減のパスが出せたり、相手の動きが感じとれたり、、、気持ちよくプレーでき、結果も出てきたそれらの動きには「力み」を感じていませんでした。
それに、「力み=嘘」だと思うと、それは結果が出ようが出まいが、自分の中で“力みは手離したいもの“に変わりました。
「力み」は「嘘」だと認識するようになったことで、日常の中でも自分の「力み」(=嘘)に気づくようになりました。
「あ、今自分の心に嘘をついてるな、、」と感じることは、だいたい「力み」に変わっていることに気がつくようになりました。
日常からそうした「力み」に気づけるようになることで、ピッチの中でも自分の「力み」に気づきやすくなり、自然と「力みを手離す(嘘をやめる)」ことができるようになってきました。
「力まない生き方」は気持ちいいですし、「力まないプレー」はパフォーマンスを発揮するためのベースのようなものだと、今は感じています。
写真(トレーニング中)
《「身口意(しんくい)」を揃える 》
ここからは「生活の充実」をテーマに、最近の“気づき“について紹介していきます。
サッカーができるのも日々の生活があってこそ。スペインに渡り、日々の生活の充実がいかに大事かを自覚するようになったので、ここでは「生活の充実」についての気づきを紹介していきたいと思います。
突然ですが、
「身口意(しんくい)」という言葉を聞いたことはありますか?
「身口意(しんくい)とは、
簡単に言えば、
身:やること(行動)
口:言うこと(言葉・思考)
意:思うこと(心・意識・フォーカス) 」です。
(種市勝覺『自分を変える「身口意」の法則』(フォレスト出版、2018年)より)
意:思うこと=自分の心の動きや、心の向き、感じることや、思うこと…
口:言うこと=(その時々に自分が感じたことを)どう捉え、どう考え、どう言葉にするか…
身:やること=どうするか、どう行動するか、何をするか…
私は、この言葉や考え方を知り、自分の「身口意(しんくい)」を自覚し揃えていくことで、スムーズに気持ちよく物事が動いていくんだ、という経験をするようになりました。
私がよくやる流れは、まず、自分がその時々に感じていることを、どんなことであれキャッチしてみます。次に、それをそのまま自分の中で言葉にしてみます。そして、それに沿って行動してみます。
ポイントは、まず自分の思うこと、感じることに「これは良いこと」「これは悪いこと」という“評価をしないこと“。
そして、「行動しない」というのも、「文字にして書く」「伝える」というのも、“自分のしている行動“の一つだと認識することです。
例えば、「パンが食べたいな」と思ったとします。(意)
「パンなら、あそこのパン屋さんであのパンを買ってこよう」と考えます。(口)
パンを買いに出かけるために着替えて、外の天気を確認します。(身)
…すると雨が降っていることに気がつきました。
「雨が降っているなら出かけたくないな」と思ったとします。(意)
「パンは食べたいけど、雨の中では出かけたくないな。また晴れている時に買いに行こう」と考えます。(口)
その日の午後や明日の天気予報を確認したり、パン屋さんの営業時間を確認したりします。(身)
簡単に説明してみるとこのような感じだと思います。
私たちは生活の中で、このようなことを(中身を変えて)繰り返していると思います。
その過程をよく観察してみると、思ったこと(意)と言うこと(口)とやること(身)が揃っている時にも、揃っていない時にも、気がつくようになると思います。
私の場合は、思ったこと(意)を「良くないことだ」と考え、思ったこと(意)を無視して、言うこと(口)とやること(身)を決めていた時期が長くありました。
その経験から「思ったこと(意)と言うこと(口)とやること(身)」が揃っていない状態は、一時的には続けることができますが、心や身体には無理が生じている、ということを知りました。
今は、少しずつその時々の自分の「身口意(しんくい)」を自覚できるようになりました。
なにか違和感や嫌な感じがしたら、自分の「身口意(しんくい)」を確認してみて、ズレに気づいたら揃えて、、と生活するようになり、日々の生活に充実感や、納得感を感じるようになりました。
今回は、「身口意(しんくい)」というものに簡単に触れただけですし、あくまで私は自分の経験を通じてこう理解しています、という内容です。興味がある方は、ぜひ種市勝覺さんの本などを読んで、生活の充実に繋げてもらえたらと思います。
写真(TEAM)
《『コルドバ』やアンダルシア地方の最新情報 》
*Emiさんのブログには、たくさんの最新情報(コロナウイルスの影響など)も載っています。スペインで今起きていることが、たくさん紹介されています。
ぜひ、覗いてみてください。
では、また!
Hasta luego‼︎
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