MESSAGE
– 代表挨拶|設立趣意 –
戦後の日本社会は驚異的な経済発展を遂げた一方、近年では青少年のいじめや引きこもり、登校拒否、少子高齢化や核家族、独居老人などに象徴されるような社会問題を多く抱えております。 このような社会環境を解決し、明るく活力に満ちた地域社会を実現していくためには、社会教育や生涯学習の内容として中心的存在であると同時に、コミュニケーション不足の解消にも繋がる「スポーツ」と密接に繋がっていくことが今日の社会的要請といえるのではないでしょうか。
スポーツに興味や関心を抱く人々にとどまらず、すべての地域住民がそれぞれの望む形でスポーツに親しみ、スポーツの価値に触れてもらうことができる仕組みを整えていくことが大切であり、そのような社会環境整備を目指すのが総合型地域スポーツクラブとなります。
学校・地域・職域といった活動領域ごとに分断されていたり、競技志向・交流志向・健康志向などの目的意識や、年齢層や種目ごとに独立や分断されている地域スポーツ活動の現状を見直し、新たな仕組みを切り拓いていく必要があります。
総合型地域スポーツクラブは、スポーツの得意や不得意、性別や年齢などにかかわりなく、地域の誰もが、継続的にスポーツに親しむことができるような環境づくりを目指すものです。
そのような環境が整えられることは、結果として、種目を超えた協同の体系(多種目)、世代を超えた人的交流(多世代)、スポーツ参加目的の多様性(多志向)をもたらし、希薄になっている人と人、人と地域を結びつけることに繋がります。
このような観点から私たちは、目的に応じて様々な世代がスポーツに参加する基盤を整え、明るく活力のある地域社会づくりに寄与することを目的に法人を設立するものであります。
2012年(平成24)年1月14日
代表取締役社長 後藤大介