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2020-21シーズンスローガン発表!
【スローガンに込めた思い】
2020年3月 初めてのV2でのシーズン。最終戦、最後の三重開催でのサオリーナ大会はまさに断腸の思いで中止を受け止めました。
あれから半年。世界を取り巻く環境は好転するどころか、希望の見えない状況が続いています。
世界中で批判と憎悪が渦巻き、経済への大きな打撃と共に、失業者数も増加の一途を辿っております。
このような状況下におけるスポーツの価値とは何なのか?
過去経験したような経済の急速な悪化時とは違い、今回私たちのおかれる状況は観戦さえ許されるのかわからない状態。そして触れ合う事や、言葉を交わす事さえ簡単には実現できない現実にあります。
今まで当たり前にしてきた事が、全て壊れていき、どこまで壊れるのかさえわかりません。
私たちはスポーツの価値。について真剣に考え、導き出そうと議論しました。
何ができて、何ができないのか?やろうとする事がことごとく中止となる中、論理的なスポーツの価値を表現する言葉を私たちから奪いました。
しかし、思いがけず答えは議論の外から落ちてきました。
行き詰まり、練習に顔をだし選手たちを見ていると、何故か「こんな所で座っていてはいけない。自分の役目はここで座って見ていることでは無い。」そう背中を押されます。
バレーボールに限らず、全てのスポーツの持つ力は人々を座り込んだその場から再び立ち上がる為に心を奮い立たせる力がある。そう実感した瞬間でした。
そこから生まれたのが、今シーズンのスローガンです。
今年は資金的にも非常に苦しい1年となります。例年デザイナーさんに依頼をするスローガンのデザインも今年は自身で作りました。見栄えはしなくとも、手作りのスローガンでも伝わる行動を見せよう。
そう考えたからです。
私たちは、全ての選手・スタッフが一つとなり、戦います。
ですから私たちを応援してくださる皆様も、皆様それぞれの戦いを戦ってください。
今までの当たり前が壊れたなら、新しい当たり前を私たちと一緒に作りましょう。
世の中が暗い話題に包まれる中だからこそ、立ち上がる為の力でありたい。その思いでこの1年を戦い抜きます。
2020-21シーズンも皆様の応援と声援に支えられ、励みとし頑張ります。
そして皆様にも、私たちを、選手たちのプレーで皆様が立ち上がる為の力をお返しできるよう、精一杯をお見せします。
新しいシーズンも何卒よろしくお願いいたします。
2020年8月23日 株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ 取締役アリーナ事業部長 椎葉誠